Google+のiOS、Androidアプリがメジャーアップデート―待望のコミュニティー管理機能を導入、写真、位置情報などもリニューアル

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今日(米国時間3/25)、GoogleはAndroid版とiOS版のGoogle+のモバイル・アプリをアップデートした。これによってしばらく前からデスクトップ版に追加されていた機能のいくつかがモバイル版からも利用できるようになった。どちらのアプリも今日中に利用可能となる〔日本語Android版は公開ずみ〕。

このアップデートの一部はNik Softwareの買収によって期待されていた機能だ。また昨年デスクトップに導入されたコミュニティー機能がやっとモバイル版でも実装された。Google+については5月に予定されているGoogleのI/Oカンファレンスでもさらにアップデートが発表されるかもしれない。前回のI/Oでもイベント機能やユーザー数の発表があった

今回のアップデートでGoogleがGoogle+を他のサービスとどのように連携させようとしているのか、その方向がさらにはっきりしてきた。

モバイル版写真編集

写真については、アプリ内から基本的編集がすべてできるようになった。トリミング、回転、コントラス、色彩、輝度の調整、フィルタ適用などができる。最近Googleが買収したNik SoftwareのSnapseedアプリゆずりのスワイプを中心にしたUIだ。

Nik SoftwareのチームはさいわいGoogle本社の巨大な迷路に埋没してしまうことはなかったようだ。今回のGoogle+アップデートに採用されたことでこの買収が重要なものだったことが証明されたといえるだろう。またGoogleは今日、Nikのプロ向け写真編集ツールのすべてをバンドルした製品を発売した。高い評価を得ていたソフトウェアだけに、Nik製品の将来を案じていたユーザーには朗報だ。

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スクロールを多く、タップを少なく

Googleはユーザーがなるべく手間をかけずなるべくたくさんの投稿ができるように努力している。Googleはユーザーを長時間Google+に滞在させようとは思ってない。今回のアップデートでユーザーがデフォールトで見られる投稿のテキストとコメントの文字数が増やされた。また添付の写真やビデオはタップ1回でライトボックス内に表示される。特に快適なのは、写真のアルバムが表示された場合アルバムページに移動せず、タイムライン表示のままスワイプで次々に写真を見ることができる点だ。また+1、共有、コメントのボタンがそれぞれさらに目立つよう拡大された。

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プロフィールに位置情報を追加

Google+のプロフィールに(もしそう望めば)ユーザーの現在位置を表示できるようになった。この機能をオンにすると自分の位置、あるいは自分が公開したいと思う位置を公開できる。現在位置はコンテンツの中を探さなくても各ユーザーのプロフィールのトップに表示される。この機能を利用したい場合はGoogle+の設定で位置情報に関するオプション設定をしておく必要がある。

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コミュニティー管理機能、とうとう実現

コミュニティー管理では表示される投稿の量を調整できるようになった。あるコミュニティーからの投稿量が増えすぎた場合、メインストリームにまったく表示させないように設定ができる。またアプリ内から他のユーザーをコミュニティーに招待したり、コミュニティーに対して投稿を共有したりできる。また管理者向けに検索や投稿承認、不適切コンテンツの報告ななどができるツールが提供された。

アプリ内からコミュニティーの管理ができないことはアプリの発表当初から大きな問題だった。モバイル・アプリにコミュニティー管理機能が欠けていることがコミュニティーの利用がGoogleの期待ほど急速に伸びなかった理由の1つではないと思う。.

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ユーザーのGoogleプロフィールは長期間かけて徐々に拡充されてきた。ドライブ、YouTube、検索のプロフィールが統合され、今回の春の大掃除でGoogleが目指す方向が徐々に明確になっている。もちろんまだソーシャル・サービスについてはGoogleが学ぶべきことがらは多い。しかしGoogleは今後のソーシャル化を進展させる基礎となるプラットフォームの確立に成功したといってよいだろう。

依然としてFacebookとの比較で論じられることの多いGoogle+だが、その比較は安易に過ぎる。Google+はFacebookとは根本的に異なるプロダクトだ。ユーザーがGoogleの各種サービスを使えば使うほどGoogle+というハブを通じてそれらのユーザー体験が改良されていく。私はラリー・ペイジがCEOに就任して以来、Google全社を再活性化させるプロセスに注目してきた。その中でGoogle+は組織的な変革を支える軸であり、また重要なフィルターの役割を果たしている。外野の評価はともあれ、Google+は今後ともGoogleサービスのコアとして運用されていくだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+