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文字のパスワードはもう古い。UCバークレー教授が「パス思考」を開発中

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「パスワードをタイプする代わりに、将来はパスワードを思い浮かべるだけでよくなる」と、UCバークレー情報スクールのプレスリリースは説明する。これは数字や文字のパスワードの代わりに脳波を利用して個人認証を行う研究だ。100ドルの消費者向け脳波検知ヘッドセット、Neurosky MindSetを使って、John Chuang教授は、集中して息をするたけで個人を特定できることを発見した

脳波測定装置、即ち脳電計(EEG)は、頭皮上の電気的活動を測定し、その波長から特定の気分、精神状態、および行動を推測する。過去数十年にわたり脳電計を使用した多動症候群、心的外傷後ストレス障害など様々な精神衛生問題の治療が研究されてきた。

技術の進歩によって脳電計の大きさも価格も小さくなり、Neuroskyのような家内工業製品によって、思考制御コンピューターの普及が可能となった。上の画像は本誌のAnthony HaがNeurosky強化版ネコミミを着用しているところで、ユーザーが神経を集中すると回転する。

「パス思考」(passthought)研究の次の段階では、親しみやすい思考対象を見つけることに集中する。これまでのテストでChuang教授は、被験者に好きなスポーツの動作を演じているところを想像するよう依頼したが、「実際に動かさずに自分の筋肉が動くところを想像するのは不自然である」ことがわかったという。

しかし、解読不能パスワードの登場をセキュリティー強更硬論者たちが喜ぶ前に、研究者たちは人の思考を「ハック」することに成功している。バークレーの別のチームは、見覚えのある情報について考えさせることによって、ATMの暗証番号などのデータの抽出が可能であることを発見した。

つまり、もし今後〈パス思考〉が主流になることがあれば、署名を思い浮かべるのはやめた方がいいかもしれない。赤ん坊にキャンディーを渡すことだけ考えることだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)