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インターネットストリーミング|テレビ放送|録画番組|オンデマンド…すべてを単一のストリームに一体化する“テレビ視聴の革命”Fan TV

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Fanhattan CEO Gilles BianRosa and Fan TV

ビデオを見つけてくれるサービスFanhattanが、テレビの見方を変えようとしている。同社のストリーミング専用セットトップボックスは、テレビとDVRとVOD(オンデマンド)の良いとこ取り+インターネット上で人気のストリーミングサービス、という何でもありの製品。ブランドをFanと変え、独自のイノベーションをひっさげて、ライブTV*とストリーミングサービスの世界へ船出する。〔*: live TV, 今放送中のテレビ放送/番組のこと。〕

そのFan TVボックスは、今日のD11カンファレンスで披露されたが、売りはコンテンツの多様さよりもむしろ、Yves Beharデザインの、トラックパッドに似たビューティフルなコントローラ(リモコン)だ。また、便利な検索発見画面で、テレビ放送、録画、そしてストリーミングの各コンテンツを一体的にナビできる。

数年前にFanは、iPad用の検索発見アプリをローンチした。これもテレビ番組とストリーミングを一体的に検索できるツールだった。そのアプリでは、今見られるコンテンツの名前などが高輝度表示された。

ストリーミングからライブTVを見つける逆転の発想

Fan TV - Live TV Favorites

今回の、テレビ用セットトップボックスでも、やはりテレビ放送とストリーミングサービス、とVOD(ケーブルや衛星)および録画済みのコンテンツを、一体的に検索発見できる。

そう、Apple TVやRokuやWDTVなどと違うのは、Fanがあくまでもストリーミングデバイスであり、それが、お宅に前から来ているケーブルテレビにも接続される、という点だ。Fanの、最大の差別化要因がそれだ。しかもNetflixやHulu Plusなどの、インターネット上のストリーミングサービスをテレビ受像機に送り込むだけでなく、このデバイスの検索発見ツール/画面を使ってライブTVの番組も見つけることができるのだ。

Fanは大手のペイTV(pay TV, 有料テレビ==ケーブル会社)と契約して、彼らの顧客にもFan TVを使わせようとしている。同社はセットトップボックスの値段を明かさないが、ビジネスモデルとしてはサービスのプロバイダがデバイスの代金を助成する方式…携帯やワイヤレスのこれまでの常套手法…になるようだ。

ではFan TVは、ライブTVの受け入れは同軸ケーブルで行うのか? ノー。テレビ放送も、WiFiまたは背面のイーサネット(Ethernet)ポートへストリーミングされるのだ。その点では、RokuのボックスやApple TVによく似ている。

ケーブルや衛星のテレビ配給会社から見ると、Fan TVのある家庭にはもう、Ciscoなどの古くさくて格好悪いセットトップボックスを置かなくてもよい。Fanの方がユーザ体験が優れているだけでなく、お値段が従来のセットトップボックスよりも大幅に安い。まだパートナー企業は発表されていないが、この夏の終わりまでにはFanを採用するケーブルや衛星企業が決まるだろう。CEOのGilles BianRosaによると、年内に合衆国の既存のケーブルテレビユーザのうち6000万世帯にFan TVが提供されるだろう、という。〔訳注: アメリカではケーブルテレビ会社と契約するのが、いちばんふつうの、いちばん多いテレビの見方。〕

リモコンがビューティフル

Fan TV with Hand

ありとあらゆるテレビ/ストリーミングソースを一体化してしまうこともかっこいいが、さらにすばらしいのがトラックパッドふうのリモコンだ。これまでの、ボタンだらけの醜い使いづらいリモコンとは大違い。

Fan TVのデザインは、工業デザイナーのYves Beharにお願いした。売れっ子の彼は、このカンファレンスにも製品が二つ出ている。そしてその結果は、非常に画期的なテレビリモコンだ。片手でタッチ〜スワイプするだけでチャンネルの切り換えやメニューの指定、音量調整などができる。

自分でも使ってみたが、このリモコンにわずかでも似たものは過去にないと思う。携帯をタッチで使っているときと、同じ感覚だ。おっと、携帯用のテレビリモコンアプリが、今ではあるけど。でもFanのはもっとシンプルで、そのほかのデバイスを必要としない。

テレビファンにもコードカッターにも

Fan TVは、今のテレビに満足している人にもモアベターなユーザ体験を与える…検索が容易にできるから、録画も見つけやすい。今のふつうのケーブルテレビ視聴者にも、テレビの見方の革命をもたらすだろう。

また、Fanとパートナーするケーブル/衛星側から見ると、このプロダクトはコードカッターや“コードネバー族”*を呼び戻せるかもしれない。Fan TVでは、インターネットのストリーミングサービスを見られると同時に、同じ検索画面からライブTVにも行ける。ケーブル会社はぜひ、若者向けの安いプランを提供すべきだ。いずれにしてもそうなれば、ケーブル事業者にとってはすばらしいことだ。Fan TVの、経営的未来のためにも。〔*: cord cutter, ケーブルテレビのコードを切った人、cord never, 最初からケーブルテレビと契約しない人。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))