MicrosoftのNokia買収に市場は冷ややかな反応―時価総額から166億ドルが消える

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2013-09-03_10h46_31

MicrosoftがNokiaの携帯電話事業と知的財産を買収するというニュースに対して、株式市場の反応は否定的だった。営業時間内取引でMicrosoftの株は6%下げた。

現時点で時価総額は166億ドルの減少だ。投資家はNokia買収に強い拒絶反応を示したことになる。ちなみに現CEOのスティーブ・バルマーが退任の予定を明らかにしたときのMicrosoftの時価総額の増加は180億ドルだった。つまりMicrosoftの株主はバルマーの退任を好感したのと同じ程度にNokiaの買収を嫌っていることになる。

MicrosoftはなぜNokiaを買収しなければならなかったのか? Nokiaは事実上Windows Phoneの唯一のメーカーだからだ。Windows Phoneでのシェアが90%にも上っているNokiaがMicrosoftから独立した存在であるのは、ユーザーインタフェースの統一性を守る上その他で、あまりにも危険だったということだろう。

72億ドル払ってMicrosoftはハードウェアを含めたモバイル・プラットフォームのハードウェアの完全な支配権を得たわけだが、なぜ投資家にはこの決定が嫌われたのだろう?

アメリカ国内の資金ではなく、税金対策のために海外にストックしてあるキャッシュが使えるので、実はMicrosoftにとってこの買収はまったく財政的負担にはならない。しかし一方でNokiaがこのところ赤字を垂れ流しているのも事実だ。Microsoftが買収したあとも収支が急に改善する見込みは薄い。

しかし市場の反応が否定的なのは、必ずしも財政面だけを考えてのことではないだろう。投資家はNokiaの現CEOでMicrosoft出身のスティーブン・エロップがMicrosoftの次期CEOに座ることを恐れたのだと私は思う。事前の拒絶反応だ。

画像:D.Begley

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+