Apple iPhone 5sに触ってみた:カメラと指紋認証を中心に

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TechCrunch版「今日のAppleイベントまとめ」

AppleのiPhone 5sは、iPhone 5の本格的改善版だ。ハードウェアの変更は、これまでiPhoneの “s” モデルで見た仕様や性能の改善を超えている。大きく派手な注目機能は、改善されたカメラと、全く新しいホームボタンに内蔵された指紋センサーで、これがAppleの新しい認証技術であるTouch IDを支える。

私の新機種ハンズオンの時間は、両機能に集中した。Apple社員がTouch IDの設定操作と、デバイスのアンロックやアプリ、iTunes Storeでの購入方法を手順を追って教えてくれた。1台のiPhone 5sで最大5種類の指紋を識別できるので、家族や友達が使えるようにすることもできる。

設定方法はほぼ直感的で、グラフィクスとテキストベースの説明でガイドされる。要するに、少し時間をかけてホームボタンのセンサーに指紋を覚えさせ、指を少し動かしたり、表面から少し持ち上げて戻したりする。グラフィクスでソフトウェアがどこまで指紋を認識したかが表示される(親指または人差し指のどちらでも使用できる)。設定にかかる時間は30秒から1分くらいで、完了後は何度試してもスムーズにアンロックできた。なお、同僚のGreg Kumparakの挑戦は拒否したので、誰でも受け入れるわけではないことも証明された。

Appleの新しいホームボタンが非常に魅力的なのは実用面だけではない ― 見た目も良い。ステンレス製のリングによってデバイスの美的感覚が著しく向上した。新しいカラーもいい。ブラックに代る「スペースグレー」はグラファイトか鉄のように見え、気に入るとは思っていなかったゴールドも実物は実に目にやさしい。

iPhone 5sで他に大きく変わったのは、ソフトウェア全般の高速化する64ビットプロセッサー以外では、カメラのハードウェアだ。5sの新しいカメラは非常に高度でソフトウェアも改善されている。新しいスローモー・ビデオ・モードはすばらしい。このカメラの画像は、すでに総合性能で業界最高水準と思われたモバイルカメラのさらに上を行くものだ。新たなデュアル・フラッシュもいい感じだ。光の足りない場面でずっとナチュラルなライティング効果を得られる。カメラの起動も速くなったのでこれまで以上に被写体を捕えやすくなる。

Appleが、一目で業界最高水準、あるいは間違いなく最高のスマートフォンと思える新iPhoneを発表することはさほどの驚きではない。しかし、驚かされたのは、内蔵指紋センサーがデバイスの全体的体験をここまで変えることだ ― おそらくみんなの予想をはるかに上回るペースで普及していくだろう。

iPhone 5sおよび5cのハンズオン・ビデオ

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(翻訳:Nob Takahashi)