畑の土の状態をモニタして無線でアプリに送るSoil IQ–農業のプロアマ両方が使える

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Soil IQは、物のインターネットを農業や園芸に応用する。

同社が作っている土壌用プローブ(左図)は、土の肥沃度と天候データをアプリに送る。プリンストン大学を卒業したファウンダは、土壌学者としてケニアの数百名の農民を指導し、彼らの収穫量を上げた経験の持ち主だ。Soil IQのミッションは、食糧生産を持続可能なものにすることだ。

“この国(アメリカ合衆国)の現実は、食糧のほとんどが農業工場で作られていることだ”、とCEOのJason Aramburuは言う。“コーンや大豆や小麦を量産するにはよくっても、それは健康的な食糧の作り方ではない”。

これに対してSoil IQが作った装置は、土壌センサのデータをワイヤレスで送り、プロだけでなく、小さな農園や庭などでふつうの人でも健康的な果物や野菜を作れるようにする。プローブの電源はソーラーパネルなので、恒久的に動作する。消費者にも大口パートナーにも一台49ドルで売るつもりだ。

対象は、合衆国の消費者だけではない。同社は、同社への投資家でもあるOrange Telecomと協働して、東アフリカの農家にもこのプローブを広める予定だ。

Aramburuは前にre:charという名前の組織を立ち上げて、1300名以上のケニア農民の収量増大を助けた経験がある。

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そして今度の彼の対象は、1億を超える合衆国の一般世帯だ。そのために彼はSoil IQ社を立ち上げた。このプローブは、土の栄養成分、pH、温度、湿度、そして日照を調べる。そして同社のクラウドプラットホームがそれらのデータを分析し、作付けする品種の選び方、施肥、撒水などについてアドバイスする。

プローブは土のない水耕栽培でも使えるし、また食糧農産物以外の作物…薬草など…にも使える。緊急対応を要するアラートを、SMSやTwitterのツイートで送ることもできる。

同社のパートナーの一人が、FuseProjectの工業デザイナーとして有名な、そしてJawboneのCCO(chief creative officer)でもあるYves Beharだ。彼はSoil IQのアプリとプロダクトのデザインを担当した。

同社のビジネスモデルは、多面的だ。ハードウェアの売上だけでなく、データセットをライセンスすることにより、農業関連の企業に活用してもらう。大量のユーザデータが集まるので、地域による環境の違いなども鮮明に分かるようになると思われる。またそれら農業関連企業からの、アフィリエイト収入(有機肥料や種子などの宣伝)も、長期的には考えている。

同社は、Orangeおよびそのほかのエンジェル投資家たちからおよそ20万ドルを調達した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))