独立系書店がカムバック中―町の本屋を殺したのはそもそもAmazonではない

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一見不思議なことが起きている。独立系の書店がカムバックしつつある。その理由が興味深い。電子書籍の台頭が書店に打撃を与えたという話は毎日うんざりするほど見聞きする。しかしここでは別の要素が働いているようなのだ。

下のグラフはAmerican Booksellers Associationのデータなので独立系書店だけの動向を見るにはやや不向きだが、全体像を理解するには便利だ。過去10年間でみると、2005年くらいまで独立系書店は憂慮すべきスピードで減少を続けた。ところがその後減少は底を打ち、やがて上向きになって、2010年ごろから増加に転じている。

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しかしこのデータを見ただけでも書店を殺した犯人がAmazonではないことが分かる。実は小規模な独立系書店を殺したのは大規模書店チェーンだった。そもそもKindleが最初に登場したのは2007年で、書店数の減少が底を打った後だ。The Digital ReaderのNate Hoffelderはこう書いている。

重要なのは1995年から2002年にかけて書店の減少が急激だった時期にAmazonはこれというほどの規模になっていなかったという点だ。つまり独立系書店を殺したのはAmazonではない。その栄誉は〔この時期に拡大を続けていた〕Burns& NobleやBordersのような大型チェーン店に帰せられるべきものだ。

私は印刷物を売る書店はまだ泥沼を脱してはいないが、将来に十分な希望があると考えている。レコード音楽の登場がコンサートを殺さなかったのと同様、著者も読者と直接コミュニケーションができる場所が必要だ。書店は地域の本好きな人々のコミュニティーのハブとなれるし、著者との交流イベントの舞台ともなれる。また書店がeブックの販売から何らかの利益を上げる方法があれば(私はあると信じている)それも助けになるだろう。

現在多くの書店は「本も売っているコーヒーショップ」になっている。これは便利だし、書店というエコシステムの活性化に重要な役割を果たしている。そして最近の巨大書店チェーンの破綻は、本の選択やアドバイスに優れた能力のある独立系の書店の成功のチャンスを大きく広げるものだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+