Host Analytics

データといえばExcelばっかしの企業に朗報, Host Analyticsが高度なクラウドアプリケーションへの変換をサービス

次の記事

あなたならいくら払う? ジョナサン・アイブがデザインしたゴールドイヤホン

Host Analyticsがローンチした新しいプラットホームは、これを利用すると、Excelなどのスプレッドシートの形で大量のデータを保有するユーザ企業が、データの取り出しとか加工などの作業がいっさい不要で、スプレッドシートそのままの形でデータをほかの目的やほかのアプリケーションで使えるようにする。

この新しいプラットホームはAirliftXLと呼ばれ、その内部では同社がApplication Transformation Engine(ATE, アプリケーション変換エンジン)とよぶソフトウェアが仕事をする。ATEは、スプレッドシートの複雑なデータを解析して、その公式やフォーマットやデータ構造などをユーザが捕捉してそれらを再利用できるようにする。またデータをそうやって変換する時に起きるエラーを、予防する機能もある。

たとえば顧客企業は、このクラウドサービスを利用してスプレッドシートのデータを、まずAirliftXLのテンプレートとして保存する。次に顧客はそのテンプレートを、元のスプレッドシートのフォーマットを失うことなく、利用できる。Craigslistの競合企業であるOLXは、AirliftXLを使ってExcelのデータから同社の国際展開のための予算計画書のプロトタイプを作っている。そしてOLXは、そのプロトタイプをHost AnalyticsのEPM(Enterprise project management, 企業のプロジェクト管理)スイートに投じて、全社的な会計財務管理業務を一点集中型で行っている(ExcelからEPMへのアプリケーション変換)。

クラウドサービスには柔軟性があるので、Host Analyticsではモデルのアップデートや変更も、ユーザ自身がプログラマを必要とせずにできる。従来、経理や財務の人たちは、Excelからの原始データをほかのアプリケーションで利用しようとして、データの喪失などの問題に悩まされてきた。また、ほかのアプリケーションとの統合を社内でやろうとすると、手作業の部分が多くなり、費用も期間も大きかった。これに対しAirliftXLはExcelのモデルを抽象化することによって、顧客がExcel上で築いてきた公式やフォーマットをそのまま生かそうとする。

Hosted Analyticsのユーザは医療法人が多く、彼らはこのサービスを利用して雑多な報告文書を統合化し、タイミング良く財務情報や経営情報を得ている。今後はAirliftXLを使って(事後報告文書だけでなく)Excelによる企画~計画文書も統合化して、財務計画づくりに活用することも、彼らは考えている。

Host Analyticsは2001年に創業されたが、Excelデータの再利用というサービスは、OracleやSAPといった強敵がいる市場だ。

またHost Analyticsのようなサービスにとっては、モバイル対応化も大きな課題だ。将来的にこれらのサービスは、タブレットを使って…主に外回りで…仕事をしている社員たちのニーズに応える形に、変わらなければならない。一方では、経理、財務、営業日報などの世界は今後も依然としてスプレッドシートを使いつづけるだろう。タブレットではなく、パソコンやラップトップの上で。したがって両社の連携を図るこのようなサービスのニーズは、これからも大きい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))