地域のオヤジ&ムスコ工事店の日常オペレーションを情報化するLocqus

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あなたのお家(うち)が、小さな水道工事店(〜配管工事店)だとする。配管工は二人いる。とってもいい人たちだ。ある日仕事の電話がかかってきて、Jimを行かせたが、彼の車が途中で故障して店への電話もない。お客さんは動転していて、彼女の猫はまだ排水管から出て来られない。やっとJimが到着すると、ご婦人は現金を持っていなくてあとで小切手を郵送する、という。うまくいけば。

これからは、Locqusを使おう。これは、小規模工事店の顧客と技術者と経営者が抱える問題を解決する多目的のソリューションだ。Locqusが、仕事のやり方を変えるだろう。

開発に18か月をかけ、200万ドルの資金を獲得したデトロイトの同社は、今日ついにそのプラットホームをローンチする。協同ファウンダは曰く、“サービス産業のUberになりたい”、と。一種の現場管理ツール(field management tool)だが、情報サービスの本体はクラウドから提供され、中小規模のサービス企業…水道工事、配管工事、便利屋、造園業など…が使うのに適している。

つまりLocqusの目標は、オヤジとムスコがオヤジ時代の感覚でやってる商売に、現代的なテクノロジを持ち込むことだ。

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

Locqusには、二つの部分がある。ひとつは計時クロックで、技術者の時間給の決済を処理する。もうひとつはWeb上で、総合的な顧客対応、社員管理、支払処理などを行う。iOSとAndroidのアプリがあり、クライアントと社員の両方が、それぞれに関係のあるデータに現場でアクセスできる。たとえばややこしい請求額の計算も、その場でできる。経営者は社員に、やはりWebから仕事を頼む。現場の技術者はその依頼を受け取り、終わったらそのアプリ上で請求書を作る。

そのサービスは、社員20名/2チームまでは無料だが、顧客からのSMSによるアラートや決済処理も利用する場合は一ユーザにつき12ドルを払う。

同社の最大の競合相手は、紙だ。ぼくの記憶でも、これまでいろんな修理に来てくれた人が、請求やスケジュール作成/確認などのためにテクノロジらしきものを利用しているところを、一度も見たことがない。

1月にLocqusは、およそ100社にこのサービスを試用してもらった。業種は、電気工事店、水道(配管)工事店、工務店、ベビーシッター、ドッグウォーカー(犬の散歩師)、海運業、 不動産鑑定士、ピザ配達など、さまざまだ。社員規模は2人から40人まで。ただしLocqusのサービスは業種を限定しない。

LocqusのプラットホームはSamsungとMonerisに支援されている。Locqusのアプリは、Samsung Galaxyの20のEssentialアプリパックの一つだ。Monerisの決済処理は同社との戦略的パートナーシップにより、同社のオンサイト決済処理システムを利用できるとともに、Monerisの顧客企業およそ35万社にLocqusを紹介宣伝できる。

同社のファウンダはSandy KronenbergとPaul Proctorの二人だ。Kronenbergはもうひとつの会社を売って、その会社にCTOとしてしばらくとどまった。そこで彼は一般市販ソフトウェアとしてのフィールド(field, 現場)管理ツールを、数十万ドルと6か月を投じて実装した。しかしKronenbergが去ってからは、そのプラットホームは放棄された。

Locqusは今社員16名で、デトロイトの有名なMadison Blockにある。ここのビル街に入居しているスタートアップは、数十社ある。Kronenberg自身とMonerisとのパートナーシップから提供された200万ドルで、今日のローンチまでこぎつけた。

2015年の第一四半期中には、たまたま現金のないお客さんに工事費を融資するためのいわゆる消費者金融を導入したい、という。それを、Locqusのモバイルアプリのすべてから利用できるようにする。

Locqusの強さは、そこらのオヤジ&ムスコ工事店が、導入したその日から使える点にあるようだ。プロトタイプでローンチするのではなく、年月をかけて完成したサービスでローンチしたのも賢明だ。戦略的パートナーの選び方もうまいし、すぐ使える完成品のアプリがある。サービス産業を現代化するという目標の、達成にいちばん近い位置につけているのが、Locqusだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))