ハリウッドの天敵、無料ストリーミングのPopcorn TimeがVPNオプションを提供

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クリスマスはほぼみな家族と過ごすから、みんなでソファに背中をあずけて大量の映画やテレビ番組を見ることになる。Sonyがクリスマスの日に“The Interview”をリリースしたのも、たぶんそのためだ。あの人騒がせな映画はレンタルで6ドル、買うと12ドル(torrent軍団の人は別)だが、しかしPopcorn Timeの連中は何でもタダで見られるべきだ、と信じている。彼らが今日から、ハリウッドにとって最悪の悪夢とも言えるそのストリーミングサービスにVPNを導入する。

Popcorn Timeはメジャーな映画やテレビ番組を無料でストリーミングしてくれるサービスだ。torrentをライセンスなしで使っているから、法律的には問題ありありだ。だから最初のサービスは今年の春に閉鎖されたが、いくつかの匿名グループがこのプロジェクトを再興した。中でもいちばんよく知られていると思うPopcorntime.ioは今日(米国時間12/25)、そのデスクトップサービスにオプションのVPNを加えた

VPNはデバイスの所在を別の国のように偽装できるから、Popcorn Timeにはぜひあってほしい機能、と一部では考えられていた。5月にはドイツのユーザがPopcorn Timeを使って罰金刑を食らったから、VPNがあれば、映画ファンたちはもっと安心して、この違法すれすれのサービスを利用できるだろう。ただし本誌TechCrunchとしては、違法行為は違法行為だ、としか言えない。

Popcorn TimeのVPNは前にもあった。別のグループが6月に無料のVPNをそのサービスに加えた。しかしPopcorntime.ioのVPNはVPN.htを使うから安定性が良い、と彼らは言っている。

ただし、ただし、VPN.htは無料ではない。月額4.99ドルだがPopcorntime.ioのユーザは最初の1か月は1ドルで、そこでキャンセルしてもよい。また1年契約なら、月額料金は3.99ドルになる。

今はまだアルファ状態だが、快調なようだ。でも、問題はありそう。Popcorn Timeの最大の魅力は映画の無料視聴だから、どれだけ便利でも、お金を払ってVPNサービスを使う人がどれだけいるか?

どうしてもVPN、という人はすでにどこかの有料サービスを使っているだろう。ぼくの知るかぎり、VPNを使う人たちは、多くのサービスの中からなるべく安いのを選ぼうとする。Popcorn Timeの統合でVPN.htの売上は一時的に伸びるだろうが、長期的には同社のサービスもPopcorn Timeのユーザベースも、それほど成長しないのではないか。

最初の月を無料にするとか、あるいはTunnelbearのようにフリーミアム的なサービスにすれば、どちらにとっても将来性は大きいと思えるが。

VPN.htは、Bitcoinなど多様な決済方式をサポートしている。しかしインターネットの上では、有料化は往々にしてユーザを失う要因になりがちなのだ。

なおPopcorntime.ioは今後、今のAndroidアプリをもっと多機能にする、と約束している。あなたのクリスマスを将来もっと楽しくしてくれそうなら、このプロジェクトの今後を見守り続けるのもよいだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))