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昨年の第四四半期、PCの売上が徐々に盛り返す(とくにスマートフォン/タブレット飽和地域で)

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2年前ぐらいから、モバイルデバイスの人気が盛り上がり、PCの売上は落ち込んでいた。しかしGartnerの最新の調査報告によると、今年はタブレットの売上が天井を打ったため、PCがやや上昇に転ずる、という。同社による世界全体のPCの売上(台数ベース)は、2014Q4で前年同期比+1%の増となり、2012年以降初めての、増勢となった。

しかしその増加は、地域によって著しく異なる。たとえば合衆国では13.1%の増加率となり、クリスマス商戦も含め4年ぶりの高成長だった。200〜300ドルの安いラップトップや、薄くて軽量のノートブック、スクリーンを外せるラップトップなどがこの成長を押し上げた。

しかしヨーロッパと中東とアフリカ(EMEA諸国)の全体では、2.8%2650万台のささやかな増加だった。成長が大きかったのは西ヨーロッパ地区で、低価格ノートブックやタブレット/ラップトップのハイブリッドが伸びた。その伸びを、MEA(中東とアフリカ)の低さが薄めた形だ。

アジア太平洋地域も増加率は2%と低く、増加台数は2660万台だった。それらの市場の消費者にはまだスマートフォンやタブレットが普及浸透の最中で、ラップトップやデスクトップ機には目が向いていない。Gartnerの主席アナリストMikako Kitagawaによると、この地域のユーザは、“スマートフォン上で享受するコンテンツやアプリの機能に集中している。可処分所得が低いので、とくに必要なければPCを買おうとはしない。したがってPCの消費者市場の形成は、以前に比べると鈍い”、ということだ。

2014Q4の全世界のPCの売上台数のうち、トップシェアはLenovoの19.4%だった。健闘のHPは18.8%と微差で二位だが、低成長のアジア太平洋地域やEMEAではLenovoより上だった。Dellは今回も三位をキープし、シェアは12.7%だった。四位と五位はそれぞれ、Acer GroupとASUSだった。

この四半期におけるPCの売上は、前年同期だけでなく同年の年央と比べても着実に伸びている。古いPCのリプレースと、タブレットの限界への不満が主な要因と思われる。

ただし同じGartnerの昨年半ばの予想では、2015年にはタブレットの売上がPCのそれを上回るそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))