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Appleのアクティベーションロックは世界中で盗難防止に大きな効果

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「iPhoneを探す」にアクティベーションロックと遠隔消去機能を加えるというAppleの決断のおかけで、泥棒にとってiOSデバイスの魅力は大きく低下したことが判明した。 Reutersの最新記事によれば、iPhoneの盗難はロンドンで50%、サンフランシスコで40%、ニューヨークで25%、それぞれ減少したという。

これはAppleが2013年9月にiOS 7のリリースによって遠隔ロック機能を提供し始めてから1年間の盗難件数の統計による。さらにiOS 8ではいわゆるキル・スイッチ(アクティベーションロック)はデフォールトで有効にされた。これはカリフォルニア州の規則によるもので、おかげでスマートフォンの盗難は減少傾向が続いている。.

AppleのアクティベーションロックのおかげでApple IDのログイン情報を用いたユーザー認証がなければデータやアプリを消去したり、工場出荷状態に戻したりすることができない。つまり泥棒はデバイスを盗めても中古市場に売りさばくことが難しくなった。主要メーカーでアクティベーションロックを標準でオンにしたのもAppleが早かった。それまではユーザーが設定からオンにする必要があり、当然ながら利用率は低かった。iOS 8がプレインストールされて出荷されるiPhone 6、6 Plus等はデフォールトでオンになっている。

昨年の統計でもAppleのアクティベーションロックの効果は現れていたが、デフォールトで有効のiOS 8(インストール率現在70%)のリリースで最新世代のiOSデバイスの盗難リスクはさらに減少した。クレジットカードはユーザーが即座に無効にできるので盗んでも意味がないが、スマートフォンもやがてそうなるだろう。

スマートフォンの窃盗は置き忘れや持ち主が短時間目を放した隙を狙うなど、主として偶発的に起きる。犯人はその場で利得と危険を秤にかけて盗むかどうかを決めるわけだ。アクティベーションロックは盗んだデバイスを即座に無価値化するわけではないが、転売を著しく難しくする。もちろん盗んだiPhoneを部品取りとして売ることはできるが、ユニットで売る価格の何分の一にもならない。

Appleは今後さらに強力な盗難防止策を準備しているようだ。Appleが取得した特許には、 アンロックの際にもID情報が必要になるものや身元不明ユーザーの利用をバックグラウンドでモニターすう機能などが含まれている。

〔日本版〕 iOS 7以前のデバイスの場合、「iPhoneを探す」を有効にするには「設定」を開き、「iCloud→位置情報利用を許可→iPhoneを探す」と進む。日本語版「iPhoneを探す」の解説はこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+