動画学習のスクー、国内10大学と連携して30本以上の授業を無料配信

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2月に3.4億円の資金調達を実施したことを明らかにしたスクーが、今度は全国10大学と連携。同社の運営するコミュニケーション型動画学習サービス「schoo(スクー)」にて、合計30本以上の授業を3月から無料配信することをあきらかにした。

同社ではすでに2014年から東京大学や法政大学と連携して授業を配信しているが、今回の取り組みでは法政大学に加えて早稲⽥大学政治学研究科ジャーナリズムコース、近畿大学、関⻄学院大学大学院、東海⼤学芸術学科、中央⼤学、京都造形芸術大学、京都⼯芸繊維⼤学、⾼野山⼤学、聖学院⼤学と連携。全国10大学の教養科⽬を生放送授業として配信する。講座の詳細などは特設ページで確認できる。

放送後、法政大学ではAO入試志願者が急増

スクー代表取締役社長の森健志郎氏によると、これまでの大学連携の実績も上々だそう。東京大学では初回の生放送時には10代から70代まで合計2000人が同時に授業を受けたほか、法政大学では、AO入試の志願者が急増。具体的な数字は非公開とのことだったが、「1人2人という数字ではなく、それなりの割合で『schooで知った』という志願者がいた」(森氏)のだそうだ。

「いい授業があること、そしてどんな先生がいるかということを伝えることで、志願者の不安感を払拭できる。キャンパスや学科など、大学を選ぶときにはいろんな訴求点があるが、『どんな先生がどんな授業をしている』ということは今までブラックボックスになっていた」(森氏)

授業は東京・渋谷にある自社スタジオ(同社は3月にオフィスを移転。それに伴いスタジオを2つ増設している)のほか、大学内のスタジオから配信する。また今後は全国にあるネット放送スタジオと提携し、大学が利用できるようにする予定だ。

年度内30大学との連携を目指す

同社では年度内に30大学との連携を目指す。「最終的には大学のネット授業を統合、再編したい。これまで各大学が通信教育課程などを提供してきたが、各大学ごとに授業を紹介しているフォーマットが違うので比較検討できなかった。同時に大学も自分たちの場所でしか志願者を募れなかった。これを変えていく」(森氏)。

オンラインで大学講座を配信するサービスとしては、NTTナレッジ・スクウェアの「gacco」などが先行している。森氏に競合サービスについて尋ねたところ、「他社のことについては何かを言う立場にはないが、スクーが『大学教育のインターネット化』という領域に本格的に参入するということだ」とした。