Facebook、ユーザーが記事を読むのに費やす時間もアルゴリズムで利用

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おそらくあなたは、Facebookのニュースフィードに表示されたものを見て気にかけたとしても、「いいね!」をつけたりシェアやコメントするとは限らないだろう。例えば、地球の反対側で起きた地震の速報ニュース ― たぶん「いいね!」を押す気にはなれないだろうし、特にコメントすることもないかもしれない … しかしだからといって気にかけていないわけではない。

これに気付いたFacebookは、アルゴリズムに手を加えて新しい測定基準を導入する:ユーザーがニュースフィードを見るのに費した時間の長さだ ― 積極的に行動を起こしたかどうかに関わらず。

スクロールを止めることなく記事をやり過ごせば、Facebookのアルゴリズムはあなたがその種のコンテンツにあまり関心がないことを徐々に学んでいく。

しかし、しばらくの間記事に目を止めると、Facebookはこっそり時間を測り始める。もしこの記事に他の記事よりも時間を費せば ― 写真をじっくり見たり、コメントスレッドを追う等 ― あなたが気にかけている内容だと判断する。

言い換えれば、無限に続く赤ちゃんの写真や、やる気を起こさせるフィットネスのアドバイスをいつもさっさとスクロールしていれば、少なくとも理論的には、あなたが手を動かさなくてもFacebookのアルゴリズムはこれをヒントと捕えることができる。

実際これがフィードの表示内容にど32影響を与えるか、私は興味深くも少々恐ろしくもある ― あまりに受け身だからだ。これまでFacebookのアルゴリズムは、主としてユーザーの「いいね!」やシェアやコメント ― いずれも少なくとも何らかの意識的努力を伴う行動 ― によって調整されてきた。ひとたびそれが受動的行動分析へとシフトすれば、Facebookのニュースフィードはあなたが何を気にかけているかを、〈あなた〉の知り得る以上に理解するようになる。

とは言え、フィードに現れる内容に何か劇的な変化が起きるとは思えない ― 少なくとも今すぐには。このデータに十分すぎる重みをつけるまでには、しばらく時間と洗練が必要だろう。アルゴリズムは、ニュースフィードに無意味な内容が表示されたまま席を立つユーザーや、実際に何かを〈見ている〉わけでもないのに考えなしにフリックしまくる連中(私のような)の行動も考慮しなければならない。

Facebookは、このアルゴリズム変更を数週間のうちに展開すると言っている ― しかし、世界中のソーシャルメディアマネージャーがパニックを起こし、人々を留まらせるために超長時間GIFアニメ等の新戦略を考え始める前に言っておくと、Facebookは「このアップデートの結果Facebookページの配信に大きな変化が見られることはない」とも話している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook