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WikipediaなどWikimedia FoundationのサイトがデフォルトでHTTPSを採用…政府機関による検閲などを抑止へ

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【抄訳】
Wikipediaなどの重要なwikiプロジェクトをホストしているWikimedia Foundationが今朝(米国時間6/12)、今後はすべてのサイトのトラフィックをHTTPSにより暗号化する、と発表した。同団体によると、これにより各国の政府などがユーザトラフィックをモニタすることが困難になり、またISPがWikipediaなどの記事を検閲することも難しくなる。

同団体は2013年に、サイトのアカウントを持つログインユーザのトラフィックに関してはHTTPSを実装したが、そのとき、中国やイランなどトラフィックのHTTPS化が難しい国に関しては、ログインユーザに対しても従来どおりのアクセスを認めた。

しかし今日のWikimedia Foundation(WF)の報告では、同団体はHTTP Strict Transport Security(HSTS)を使用して、トラフィックをHTTPS破りから保護する、と言っている。

同団体はネットワークのインフラストラクチャの弱い国でも、レイテンシなどの問題がなるべく起こらぬよう、HTTPSの構成等に細心の配慮を講じているが、しかし事務局長のLila Tretikovが以前インタビューで語ったように、まさにこのインフラの格差という問題こそが、これまで暗号化によるユーザ保護をためらってきた原因だ。したがって実際に起きる影響を、今後も見守っていく必要がある。

今日WFが発表した談話によると、“中国ではここ数週間、中国語WikipediaはHTTPとHTTPSの両方で、多くのユーザにとってアクセス不能になっている。しかし、香港や台湾など一部の、アクセスできているユーザにとっては、HTTPSがセキュリティの向上に資すると思われる。また、中国でも英語版Wikipediaにはアクセスできるので、英語版の利用に関しては、ユーザはHTTPSのセキュリティ効果に浴することができる”、ということだ。

ユーザがトラフィックのHTTPS化をオプトアウトする方法は、2013年のときと違って提供されていないが、そのために政府等がユーザのWikipediaアクセスを妨害することがより困難になるはずだ、とWFは言っている。

また同団体は、ブラウザプラグインHTTPS EverywhereによるHTTPS化を、4年前からサポートしてきたことにも触れている。またユーザが大手の検索エンジンからリダイレクトされてWFのサイトにアクセスした場合も、HTTPSをサポートしていた。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa