Google、Gmailのスパムフィルターを改良、大量送信者向けダッシュボードをリリース

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Googleは「Gmailのスパムフィルターがこれまでになく賢くなった」と発表した。これまでGoogleは膨大なメールのうち、どれがスパムでどれがスパムでないかを機械学習を使って判別してきたが、今回はさらに高度なニューラル・ネットワークによるアプローチが行われたという。Googleによれば、新しいスパムフィルターの重要な特長は個別ユーザーの必要性がよりよく反映されるようになったことだという。あるユーザーにとってはスパムであっても他のユーザーにとっては重要な情報源という場合がある。

これまで着信メールをスパムに分類したり(あるいはスパムのラベルを外したり)してGmailのフィルターを「学習させる」ことはGoogleの機械学習システム全体の精度を高めるのが主な目的だった。そのため個別ユーザーにとっては直接のメリットが少なかった。今回のアップデートで、個別ユーザーの反応がそのユーザーのメールボックスに反映するようになったようだ。

またGoogleは機械学習によって「フィッシングからの保護も改良された」と述べている。

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一方、注文確認やレシートなどを処理する必要があるスパマーではない大量送信ユーザー向けにうGoogleはGmail Postmaster Toolsをリリースした。この新サービスは正当な理由で大量のメールを送信しなければならないユーザーに対して、Gmailの適正な利用を助けるツールだ(バルク・メール・ユーザー向けのWebmaster Toolsのようなものだ)。

もっともこのツールは「ナイジェリアで巨額の遺産があなたを待っています」というようなメールを送りつけてくる詐欺師やスパマーにも役立つ情報を与えてしまうかもしれない。

Postmaster Tookには受信者がメールをスパムと分類した回数や、利用しているドメインの格付け(そのドメインからスパムが大量に発信されるとGoogleは格付けを下げる)など多くのダッシュボードが含まれている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+