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Google Compute Engineのプリエンプティブル仮想マシンが一般供用へ、大規模コンピューティングの費用節減を提供

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Google Compute Engineのpreemptible virtual machine instances(プリエンプティブル仮想マシンインスタンス、上からの一方的な介入のありえるVMインスタンス)が、今日(米国時間9/8)から一般供用される。

同社がこの、プリエンプティブルな仮想マシンをローンチしたのは4か月前だった。この場合プリエンプティブル(先制権がある)とは、システムを管理するOS等ではなくサービスプロバイダ(Google)に上位権があって、リソースの事情等によっていつでもそれを遮断できる、という意味だ。その代わりそれは、最大70%の割引価格で提供される。

仮想マシンのプリエンプティブルなインスタンスは、自社データセンターの余剰(休止)リソースを安く売るという意味で、Amazon Web Servicesのspotインスタンスに似ている。Googleは、ピーク時にはこのインスタンスを提供できないこともありえるが、夜や週末はおおむね可利用、と示唆している。Amazonの料金は競りで決まるが、Googleは固定料金制だ。

いつ終了させられるか分からないVMインスタンスだから、おそらく、フォールトトレラントでないワークロードは動かすべきではない。どれかのマシンがダウンしたら自動的にフェイルオーバするような分散コンピューティングやバッチのワークロードなら、このプリエンプティブルなVMを使って大きな費用節約ができる。

Broad InstituteはCycle ComputingのサービスとプリエンプティブルVMを使って、ゲノムの研究を行っている。Cycle ComputingのCEO Jason Stoweは今日の発表声明の中で、“プリエンプティブルVMは大規模な計算処理や分析、バッチのワークロードなどにとって優れた便宜であり、弊社の顧客へのオプションとしてこれを提供できることは喜びである。Broad Instituteの例が示しているように、プリエンプティブルVMのおかげで、これまで6週間を要していたワークロードを6時間で処理できる”、と述べている。

Googleが最近買収したヴィジュアルイフェクトとアニメーションレンダリングのZyncも、レンダリングの費用を抑えたいユーザのためにプリエンプティブルVMを利用している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa