FBI、ヒラリー・クリントン候補が秘密メールを私用サーバーで処理した件で「訴追せず」と勧告

次の記事

Brexitの悲劇はイギリスのフィンテックに必要な出来事だったのかもしれない

事実上の民主党大統領候補であるヒラリー・クリントンが国務長官時代に私用サーバーで秘密メールを処理したことについて、FBIは司法省への勧告の中でクリントンとスタッフは「著しく軽率」だったが、「正式な訴追は必要ない」と結論した。このことはジェームズ・コミーFBI長官が記者会見で明らかにした

長期にわたった捜査の過程でFBIはクリントン候補を訴追するに足る証拠を収集できなかった。コミー長官は訴追を勧告しなかった理由について「訴追された類似のケースでは秘密情報の誤った処理に加えて合衆国への忠誠の欠如、司法妨害が加わっていた」と説明した。

コミー長官はクリントン候補が国務長官として私用サーバーで秘密メールを受信、保存していたことについて、「こうした〔不利な付加的〕状況はなかった」と述べた。

簡単にいえば、FBIはクリントとスタッフが故意に法令に違反したという証拠を得ることができなかった点が訴追を勧告しなかった理由の核心だ。ただしFBI長官は「こうした〔秘密メールの不適切な処理という〕行動を取った人物が、決して訴追されないことを意味するものではない。逆にこうした対象者の多くはセキュリティー違反による組織管理上の処分を受けている」と述べた。

コミー長官によれば、FBIと司法省は3万通に及ぶ国務省の保管するメールを精査し、52件のメール・スレッド中の110通が「送信、受信された時点における秘密情報(classified information)に当たる」と判断した。52のメール・スレッドのうち、8つのスレッドは当時「最高機密(Top Secret)」だった。36のスレッドは「機密(Secret)」、8スレッドは「部外秘(Confidential)」だったと判断された。

当然ながら、共和党の事実上の大統領候補、ドナルド・トランプはコミー長官の声明を強く非難するツイートを投稿し、元CIA長官のデビッド・ペトレイアス大将が「はるかにささいな」な罪で起訴され有罪を認めたことを指摘した。

このシステムはインチキだ。ペトレイアス大将ははるかにささいな件でトラブルに巻き込まれた。非常に不公平だ! 誤った判断でもある。

FBI長官はろくでなしヒラリーが「わが国の安全保障に脅威を与えた」と言った。それが訴追なしだそうだ。ワオ!

画像:: a katz/Shutterstock

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+