光で動くマイクロロボットが血管中を泳いで薬を正しい場所に運ぶ…北大の研究より

次の記事

ブルガリア、政府調達ソフトウェア(の一部)をオープンソース化する法律を制定

小さなロボットを体内に固定するというアイデアは、楽しいとも思えるけど、でもそのロボットが電池切れになったり爆発したらどうなるのか? しょっちゅうではなくても、いつかは起きるだろう。

北海道大学理学部化学科の研究者たちが、青い光を浴びると自分で動き出す結晶構造を作った。つまりこの微小なロボットに光を当てて、血管中を目的地に向けて泳がせることができる。

この結晶はアゾベンゼン(azobenzene)およびオレイン酸(oleic acid)という有機物でできている…染料や食用油によく使われる物質だ。この化合物に青い光を当てると、“何度も繰り返して、ある形から別の形へ変化する”。

“これがアゾベンゼン-オレイン酸結晶の構造に影響を及ぼすかテストした。結晶には、シス形とトランス形のアゾベンゼンが不等量で含まれている”、と研究者たちは書いている

このロボットは、とてもロボットには見えないかもしれないが、正しい条件下では泳ぎだすので、マイクロロボット技術の未来の実装に役立ちそうだ。

“何度も繰り返してひっくり返る動作など、リズムのある動きを自分で編み出すので、その点は生物器官の基本的な性質に近い”、と研究者のYoshiyuki Kageyama(景山義之(北海道大学大学院理学研究院化学部門液体化学研究室))は述べている。“このメカニズムは将来、生物系の分子モーターやロボットの開発に利用でき、それらの応用〜アプリケーションは、医療を初め、広範囲に存在するだろう”。

この技術を商用化する計画は、まだない。小さな、光を動力とするロボットが体内を泳ぎまわることは、電池で動く小型の烏賊(いか)のような怪物より、ずっと楽しい。Neoも、そう言うだろうね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))