Oracle、エンタープライズ向けクラウドサービスのNetSuiteを93億ドルで買収

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今日(米国時間4/28)、Oracleは全額キャッシュで1株あたり109ドル、つまり総額93億ドル前後でNetSuiteを買収することを発表した。 OracleとNetSuiteの両者は買収後もエンタープライズ向けサービスの提供を継続する。「両者は同じ市場で今後永く共存する」とOracleのCEO、Mark Hurdは述べた。

HurdはNetSuiteの買収について「両社の関係は補完的だ。Oracleは今後とも両社の新しいプロダクトの開発と流通に投資していく」と付け加えた。

NetSuiteは創立後18年を超える企業で、クラウド市場におけるエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)の分野で支配的な地位を占めているとされる。NetSuiteのサービスには需要、供給、在庫、会計、顧客関係管理(CRM)、人材管理(HR)などの処理が含まれる。近年ERP市場では活発なM&Aが行われ、全体として統合化が進んでいた。またOracleは2016年に入って小型の買収を積極的に行ってきた。買収した企業にはOpowerTexturaが含まれる。

これらに比べるとNetSuite買収は金額の点ではるかに大きい。もっとも歴代では2004年に103億ドルで買収したPeopleSoftが依然としてトップだ。現在でも巨額だが、大型買収の数が少なかった当時としてはさらに大きな衝撃を与える金額だった。

OracleとNetSuiteのサービスは似ているが、買収によって Oracleは現在の顧客よりもサイズが小さい企業にアクセスするチャンネルが開かれる。これはOracleの主要なライバルであるSalesforceとの競争上、有利な要素になるだろう。

画像: Paul Sakuma/AP

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+