米道路交通安全局が2015年の交通事故死データを公表。IT企業らに分析を要請

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2015年の米国内交通事故死者数は、前年より7.2%増えて3万5092人だった。そして国家道路交通安全局(NHTSA)はこのデータに関して、今年はいつもと少し違うことをしようとしている。なぜならこの数字は、最近続いていた年間交通事故死者数の減少傾向から外れているからだ。

今日(米国時間8/29)NHTSAは死亡事故に関する匿名だが詳細なデータセットを公開した。例年より3ヵ月早かった。さらに今年は、データ分析を外部組織にも依頼して、この無視できない奇異な増加原因を突き止め、願わくば改善策を見つけられないかと考えている。

NHTSAがフィードバックを求めている相手は事実上全員で、「非営利団体でも、IT企業でも、単なる物見高い市民でもよい」。データをどう分析するかのヒントにするべく、具体的な質問もいくつか用意されている。

  • 国全体の経済状況を改善することで、アメリカ人の生活を変えられるか? 交通事故リスクの高い集団を見つけるためには、どんなモデルを作ればよいか?
  • 気候変動が致死事故のリスクを高めることはあり得るか?
  • スピード違反、不注意運転、およびシートベルト利用に対する心構えを研究することで、マーケティングや行動変化キャンペーンのターゲティングを改善するにはどうすればよいか?
  • 公衆衛生や行動リスクの指標をどのように追跡すれば、致死事故につながる行動(飲酒、薬物使用/中毒等)の発生率が高い集団を識別できるか?そのような問題に対処するためにどのような措置が必要か?

すでにGoogle傘下のWaze、StreetLightData、CARTO、MapboxらがNHTSAのパートナーとなることを確約している。そして上に箇条書きされた質問では、解決案の中に自動運転技術の可能性を含めることを避けている傾向が見られるが、データセット公開を伝える公式発表文の後半では、これが特に興味深い研究対象の一つであることを認めている。

私たちは、つながった車や高度に自動化された車等、運転を安全にするための技術を加速することも計画している。

過去数年のこの気懸かりな変化傾向に対処すべく、NHTSAができるだけ早く手を打とうとしていることは明らかだ。この実施要請への参加をIT企業等に呼びかけ、必要なデータを提供することは、効果的な第一歩になるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook