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Uberがドライバーの本人確認のため自撮りチェックを導入予定

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Uberは新たに自撮りセキュリティチェックを導入予定で、今後同チェックをアメリカ全土に拡大していく計画だ。これはドライバー向けのチェックで、ドライバー詐称への対策とされており、今後は、ユーザーをピックアップするドライバーが、アプリに表示されている写真の人物と同一であることの信用性が高まる。

このシステムは、Real-Time ID Checkと呼ばれており、Microsoftの機械学習テクノロジーを利用し、その場で撮影された自撮り写真と登録写真を比較することができる。Uberは、このシステムをドライバー・ユーザー両者のためのセキュリティ対策だと話している。ドライバーは、”定期的に”料金を受け取る前に、Uberのドライバー用アプリを使って自撮りするように促され、もしもその写真が登録写真とマッチしない場合、Uberがさらなる調査を行うため、そのドライバーのアカウントは凍結されるようになっている。

ユーザー側の利点は明白で、少なくとも自分のドライバーが、他のドライバーの携帯電話やアカウントを使った人ではなく、Uberの(バックグラウンドチェックを含む)採用プロセスを経た人だと信用することができる。もちろん、これは完璧な安全策ではないが(そもそもそんなものは存在しないが)、ドライバーの身元を確認することで、ユーザーが危険にさらされるような、極端なケースを防ぐことには間違いなくつながるだろう。さらに、中国で発生している”ゴーストドライバー”のような事象も防ぐことができると考えられる。

real_time_id_check_frame_1080-1一方Uberは、このシステムがドライバー側の利点も考慮して作られた安全策だと語る。ログインごとに追加の確認作業が発生することで、ドライバー詐称を防ぎ、ドライバーをなりすまし犯罪から守ることができると同社は考えているのだ。どうやらUberは、銀行口座のセキュリティのようなものを想起させようとしているのだろう。TechCrunchは、登録写真との比較目的に撮影された自撮り写真の、データ保管に関するポリシーについてUberに尋ねたが、この記事の公開時点では回答を得られていない。

自撮りチェックシステムは、パイロットテストがはじまってから数ヶ月が経過しており、Uberによれば、報告されたミスマッチのほとんどが、そもそも登録写真が鮮明でないことによるものだった。さらにUberは、テストに参加したドライバーの99%は問題なく照合されたと話しており、システムが照合に失敗したうち、ほんの数%だけのケースで、実際のドライバーが登録者とマッチしていなかったことになる。

Real-Time ID CheckはUberがオペレーションを行っているアメリカの都市で導入される予定だ。海外市場でも導入予定なのか(また、導入されるならいつ頃を予定しているのか)についてUberに確認したが、こちらについても未だ回答を得られていない。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter