プライバシー
位置情報サービス

ユーザーが車を降りてから長期間位置データをアプリが追跡しているように「見える」理由をUberが説明

次の記事

3Dボディスキャンができるポッドを証明書写真撮影器みたいに町中に置きたいWolfprintがクラウドファンディングで$500Kを調達

Uberは今日(日本時間23日)、ユーザーが何日もあるいは何週間も乗車サービスを使っていないのにも関わらず、そのアプリが利用者の位置をチェックし続けているという報告に反応した。同社は、その問題はiOSそのものによって引き起こされるもので、アプリから直接指示が出されているわけではないと説明している。

多くのユーザーが、iPhoneの設定画面から、Uberのアプリが最近の自分たちの位置をチェックしているらしいということは認識していた。

しかしUberによれば、これはAppleが9月に公開したiOSのマップ拡張機能によって起動されているということなのだ。これはUberアプリのバグによるものではなく、また最近行われた位置サービスのアップデートのせいでもないと、Uberは私たちに説明している。

この問題が心配を集めた理由は、Uberが先月、この先ユーザーが降車したあと5分間だけユーザデータのバックグラウンド収集をすると発表したためである。Uberは、このデータによって将来的な乗車、降車位置の正確性が向上するだろうと言っている。

もちろん、同社のやりかたを行き過ぎと考えるユーザーもおり、一般的にこの種のデータの共有を快く思わないユーザーもいる。

Uberが過去に、ユーザーのプライバシーに関するいくつかの目立った失敗をしていることを考えると、そうした懸念にも無理はない。そうした失敗には個人的なデータに関するセキュリティの脆弱性Uberによる記者の行動の追跡「神の視点」を与える内部追跡ツールの誤用社内の従業員が元ガールフレンドやセレブなどに対しておこなったストーカー行為などが含まれている。

しかし、DaringFireball.netのJohn Gruberが最近の記事で述べたように、iOSの機能を使えば、ユーザーはUberが降車後5分間だけ位置追跡をするという言葉を守っているかを確認することができる。

彼はiOSの「設定」画面から、どのアプリがあなたの位置にアクセスしているかを見ることができると説明している。

「設定→プライバシー→位置情報サービス」と辿った画面で、最近位置情報にアクセスしたアプリ名の横にはインジケーターが表示される。もしインジケーターが紫ならそのアクセスは最近で、もしグレイならそれは24時間以内のアクセスであったことを示す。彼はUberアプリでもこれをチェックしていたが、特に誤用の兆候は見られなかったと指摘していた。

しかし結局のところ、それは誰に対しても真というわけではなかった。

2つ目の記事でGruberは、沢山の読者が、自動車サービスを最後に使用してから数日から数週間かかっていたにもかかわらず、彼らの位置情報をチェックし続けているUberアプリのスクリーンショットを送って来たと書いている。

TechCrunchの記者の中にも、この問題を自らのデバイスで発見した者がいた。

@daringfireball ああ、uberはもう1週間ほど使っていないし、アプリもバックグラウンドでも走っていない。気になるね。

もう何日もアプリを開いていないのにまだ@Uberは位置追跡している。気味がわるい(@gruber経由)

@gruber スクリーンショットは少しわかりにくいけど、私のものだ。ここ数日アプリを使っていないけれど、灰色の▲がUberの隣に出ている。

@gruber 旧版を7日前に使ったのが最後だ、Uberがマップ拡張をしたことがアイコンを説明できるかな?

@gruber iOSが丁度ポップアップでUberが私の位置を使っていると教えてくれたけど、アプリは1週間以上開いていないんだ。

明らかに、これはUberの責任のように思えた、同社がその約束を守っていないように見えたからだ。

しかしUberは位置情報の追跡は同社のアプリが意図的に行っているものではないと言っている。

私たちの要請によって、Uberはこの問題を調査し、この問題がiOSのマップ拡張機能に関係していることを発見した。またそれは、一部の人が問題にぶつからなかった理由も説明している。

Uberのマップ拡張機能は9月に提供され、それはAppleのマップ拡張プロトコルに基づいている。Uberの競合他社によるマップの拡張機能も同様な動作を行う。

Uberの広報担当者によれば:「乗車共有アプリとiOSマップと統合する選択をした人は、マップアプリの中で乗車リクエストを行うために位置データが共有されていなければなりません。マップ拡張機能はデフォルトでは無効になっていて、iOSの設定でそれらをオンにすることができます」ということだ。

言い換えれば、それはバグではなく、機能である。そしてそれは、iOSの機能なのだ。

残念なことにiOSは、アプリが誤動作していないかどうかを確認するために、自分の設定からアプリのプライバシー関連の振舞を一目で確認したいユーザーにとっては、難しい設計になっている。

そして、UberだけがAppleのマップと統合されてるサードパーティ製のアプリではない:Lyft、OpenTable、そしてYelpも同様なのだ。

おそらくAppleは【位置情報サービス】設定メニューの中に、位置情報にアクセスしているのはアプリなのか、それともiOS自身のマップ拡張なのかを区別できる新しい色を使ったインジケーターを提供する必要があるだろう、そうでないとあたかも使っていないアプリがユーザーを追跡しているように見えてしまうからだ。結局のところ、ユーザーが自分のプライベートデータを制御できるように機能を設計しようととするなら、現在提供しているものよりも優れたツールが必要になる。

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)