SpaceX、軌道ロケットFalcon 9の再打ち上げに初めて成功

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SpaceXは、同社のロケットFalcon 9の再打ち上げに初めて成功した。地球周回軌道に乗るロケットを再利用した世界初の快挙だ。この実績は、ロケット打ち上げを低価格にして企業や政府機関が利用しやすくする、というSpaceXの長期事業計画にとって極めて重要な意味を持つ。宇宙飛行の経済を根本から変えることで野心的プロジェクトを推進し、最終的には火星旅行を目指す。

このロケットが最初に使用されたのは昨年のことで、Falcon 9ロケットを海上に浮かぶSpaceXの無人ドローン船に軟着陸させることに成功した。国際宇宙ステーションに物資を補給するCRS-8ミッションの一環として昨年4月に実行された。それ以来SpaceXは再飛行の実現に向けてテストを重ねてきた。

「我々は火星への片道旅行をめざしているのではない。必ず帰ってこられることを約束したいと思っている」とSpaceXの社長、Gwen Shotwellが発射前のインタビューで語った。「それはロケットシステムの再利用が必要であることを意味している」。究極的には着陸した同じ日に再打ち上げできることが目標だと彼女は言い、今回使用したFalcon 9ロケットは再利用するための改修に4か月を要したことを付け加えた。

再利用可能なロケットを作ることも、それをすぐに再利用できるようにすることも、商用宇宙飛行市場への道を大きく広げる鍵だとSpaceXは言う。

この歴史的快挙を成し遂げたSES-10ミッションは、顧客である人工衛星運営企業のSESのために通信衛星を打ち上げることが目的だった。SpaceXにとってSESのための任務はこれが3度目で、SESにとっては軌道に乗せた11個目の人工衛星だ。この衛星は静止衛星と呼ばれ、ロケットによって最終配置地点に置かれたあとは、地球軌道上の固定位置に静止し続ける。

SES-10人工衛星は6:59 pm EDTに無事配置された。これは費用を負担する顧客を含めてミッション全体が成功を収めたことを意味する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook