新しいAppleの広告は、The RockとSiriの掛け合いでボイスファーストインターフェイスの有用性を伝える

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目に見えないインターフェイスの使い方を、あなたは他人にどのように教えているだろうか?Appleにとって、Siriが最初の大規模大衆向け音声アプリケーションとなったときから、それは常にマーケティング上の問題として居座り続けている。

Appleはそれを教えようと何度も挑戦してきた。もしSiriを起動して何も話かけずにいたら、画面にSiriからの助言(「こんな風に話しかけてください」)を表示する。テレビスポット、ツールチップ、App Storeのプロモーション、そして読んだことがあるかどうかは知らないがインタビューなどで、どれほどの努力がSiriに注がれたかを知ることができる。それらは皆、単に時刻を尋ねたり、天気について聞くこと以上の使い方を促そうとするものだ。

そして、さらに最近は、AppleはiPhoneユーザーを、Siriがその声から連想される性格を超えて、AppleのAI(人工知能)とML(機械学習)に関連する様々なアプリケーションを代表するものなのだという考えを吹き込もうとしている。

世間では「電話機で何かを尋ねること」というSiriへの認識は大きく広がっているものの、その理解はとても浅いままだ。そう、日々の中で役立ち続けることが、人びとをプラットフォームに引き寄せるために大切なことなのだ。

平たく言えば:Appleに必要なのは、Siriが如何に日々の生活の中でユーザーを助けてくれる力があるのかを伝えることだ。

今回は、The Rockの異名で知られる、アクション映画の帝王かつ将来の大統領候補のドウェイン・ジョンソンが、それを伝える役割を託された。

この3分のスポット広告(今朝(米国時間7月23日朝)のジョンソンによるツイートに基いて、どこかのサイトでは「映画」として誤って伝えられているらしい)はYouTubeで公開される。本質的には短いエピソードを集めたものなので、テレビやアプリな視聴のためには簡単にショートバージョンを作ることが可能だろう。

今朝Twitter上で寄せられたジョンソンからのレスポンスによれば、このスポットは、AppleとSeven Bucks Productionsとの共同制作である。Seven Bucks Productionsはジョンソンがダン・ガルシアと共同設立した制作会社だ。

話の内容はジョンソンの正気の沙汰ではないようなスケジュールに、さらなる棺桶リスト(死ぬまでに実現したいToDoリスト)である「人生のゴール」を付け加えて、複雑化させつつも、Siriの助けを借りて全てをこなしていくというものだ。テンポがよく、どのパートを見ても極めて楽しく、全体としても素敵な仕上がりになっている。ジョンソンが2016年に世界で最も出演料の高い俳優だったということは勘定に入れなくても、とてもお金がかかっているように感じる。

早い段階での誤解はともあれ、それは立派な広告であり映画ではない。そして広告としては、かなり効果的なものだと思われる。Siriの使われ方は、とても明白で良く知られたものから、ややわかりにくいが便利なものに到るまで、広い範囲をカバーしている。

ボイスファーストインターフェイスに対しては、驚くほど強気な沢山の人びとがいるが、個人的には流行が進みすぎるのは危険だと感じている。なぜなら人びとにそうしたインターフェイスが必要不可欠であると納得させることはできないからだ。

AmazonのEcho、Google Assistant、そしてSiriのようなボイスファーストインターフェイスは、大衆の意識に浸透するにつれ、どのようにすれば人びとにその有用性を理解させ、それを継続的に使う気にさせることができるのかが、いわば何か素晴らしいことを起こそう(make “fetch” happen)と狙う企業たちにとって、最も関心の高いことになっていくだろう。

スポット広告はYouTubeにアップロードされている

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(翻訳:Sako)