Apple、コバルトを採掘会社から直接購入か

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コバルトは次なる石油だ。自動車メーカーもバッテリー製造会社も、リチウムイオン電池のために採掘会社と複数年契約を競って結んでいる。Bloombergの記事によると、Appleも長期的供給源を確保すべくこのゲームに参入しようとしている。

この会社がコバルトに関してこうした動きを見せたことはこれまでなかった。Appleは自社デバイスの部品を膨大な数の供給元に頼っている ?? バッテリーもその一つ。しかし、コバルトの価格は過去18カ月で3倍になった。Appleは、バッテリー製造会社よりも簡単に契約を取れる可能性が高い。

Apple Watchのバッテリーは、自動車で使われるバッテリーよりも桁違いに小さいが、Appleは毎年膨大な数のデバイスを売っている。iPhoneとMacのバッテリーは相当量のコバルトを消費している。

しかし問題は、自動車メーカーがコバルトのサプライヤーに多大な圧力をかけていることだ。BMWとVolkswagenもサプライチェーンを確保すべく複数年契約を結ぼうとしている。おそらく他の自動車メーカーもコバルトの価格に目を光らせている。

コバルトを採掘会社から直接購入することで、サプライチェーンの管理が容易になるという副次効果がある。第三者からバッテリーを購入する場合、そこで使われているコバルトがどこから来るのかを知ることは難しい。そして、それは大きな問題になりかねない。

Amnesty Internationalが2016年1月に発行したコバルト鉱石に関する報告書によると、IT企業も自動車メーカーも、コンゴ民主共和国の児童労働を防止する努力が十分ではないと指摘している。コンゴ民主共和国は世界のコバルト生産量の50パーセントを産出している。

そして数カ月前、Amnesty Internationalはレポートを更新し、Appleは他のメーカーより透明性が高いと報告した。現在同社はコバルト供給源のリストを公開している。しかし、採掘会社が基本的人権を守っていることを確かめる道はまだ長い。

しかし、正直に言って今回のケースでは、Appleの主な目的は今後の製品で使う十分な量のコバルトを適正価格で買うことだろう。そしてこの会社はこの手の取引に必要な資金を十分にもっている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook