SpaceX、フェアリングの洋上ネットキャッチに惜しくも失敗――Falcon 9による衛星打ち上げは成功

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Falcon 9で複数の衛星を打ち上げる今日(米国時間2/22)のミッションは成功したが、SpaceXはペイロードのフェアリングを洋上でキャッチするのには惜しくも失敗した。

機敏に操縦できる回収船、Mr. Stevenの後甲板に巨大なアームを設置し、ネットを張り渡してパラシュートで降下してくるフェアリングを捕獲しようというのが当初の計画だった。わずか数百メートルの距離だったが、フェアリングは標的から外れて海中に落下した。しかしその後フェアリングは無事に海中から引き上げられたという。

SpaceXのCEO、イーロン・マスクはFalcon 9の打ち上げ直後に、フェアリングをキャッチしようと試みているとツイートした。フェアリングにはパラシュートが装備され、艀がキャッチできる程度のスピードで降下させる計画だった。パラシュートは予定どおり作動した。

これまでのSpaceXのフェアリング回収の努力は部分的な成功だった。大気中を飛行する際にペイロードを保護するフェアリングは宇宙に出たところでロケットから分離し、地表に向けて落下する。前回は(今日同様)海中に落下し、SpaceXはそれを船上に拾い上げていた。艀上のネットで捕獲すれば海中から回収する手間が省ける上にフェアリングに対するダメージも少ない。しかしこのネットによるキャッチは今回のミッションでいちばん困難な部分でもあった。

数百メートルの差でミス。 しかしフェアリングは無事着水。もう少し大きいパラシュートで降下速度を減らせばキャッチできるはず。 ― イーロン・マスク

フェアリング回収にこだわる理由はコストだ。フェアリングは600万ドルの部品で、Flcon 9を使い捨てで打ち上げるとした場合のコストの1割を占めるという。フェアリングを回収して繰り返し利用できるようになれば大幅なコスト削減につながる。SpaceXではロケットのほとんどあらゆる部分を再利用し、宇宙に出るコストを劇的に低下させることを目指している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+