MWCに見る3.5mmヘッドホーンジャックの盛衰、ないことが高級機の証拠、しかし低価格機では必須

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SonyはMWCで新機種発表とともに近未来機の超低照度撮影技術を紹介、Samsungを意識

ワイヤレスの産業が今、Mobile World Congressで最新の技術と製品を披露している。Samsung, Sony, Nokia, LGなどからここで発表されたスマートフォンの新製品は19機種だ。各社はそれらを、2018年に消費者に売っていくつもりだ。その多くに3.5mmのジャックがあるが、でもその多くは中級から初級レベルの機種で、各社の旗艦的製品からは急速に姿を消しつつある。

上記19機種の中で、古典的な3.5mmのヘッドホーンジャックがあるのは17機種だ。ないのは、Sony XZ2, Sony XZ2 Compact, そしてNokia 8 Siroccoだ。しかしこれらの機種の前の型には3.5mmジャックがある。〔下図参照〕

いわゆる旗艦機の中でも、Samsung Galaxy S9とLG V30s ThinQは3.5mmのヘッドホーンジャックがある。SamsungはS9の発表の席で、このスマートフォンは革新的である、3.5mmのポートがあるからBluetoothが要らない、とジョークを言った。

3.5mmのジャックは2016年から徐々に姿を消し始めた。その年の4月にLeEcoは、ジャックがなくて、USB-Cをオーディオ用とする一連のスマートフォンを発表した。その後、Appleは2016年9月にiPhone 7でジャックを消し、さらにGoogle Pixel, Moto Z, HTC U11, Xiaomi Mi 6らがこのトレンドに乗った。

ヘッドホーンジャックがある機種と、ない機種の境(さかい)が明確になってきた。

MWC 2018で発表されたスマートフォンの多くが、低価格のミッドレンジ機で、それらはどれも3.5mmのジャックがある。いくつかの旗艦機も発表されたが、ヘッドホーンジャックがあるのはその半分だ。ただし量販されていないLand Rover ExploreとCat Rugged S61は、計算から除外する。

MWC 2018で新製品を発表しなかったのが、Motorola, HTC, Xiaomi, Huaweiだが、彼らの今後の機種に3.5mmのジャックがあることは、考えられない。すでに、前の機種からないのだから。

低価格機の3.5mmジャックは、Bluetoothヘッドセットがうんと安くなるまで、なくならないだろう。今は、ミッドレンジのBluetoothヘッドセットの方が、一部のスマートフォンよりも高い。

2018年の初めという今の時点では、ヘッドホーンジャックはミッドレンジから初級レベルのスマートフォンでのみ、標準装備だ。各社の旗艦的機種では、3.5mmジャックは徐々に姿を消し、やがて、このジャックがないことが高級機であることの印(しるし)のひとつ、と見なされるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa