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Conserve the Soundは、古いテーププレーヤー、スライドプロジェクターといった、失われた技術の音のアーカイブだ

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これがマーク・ザッカーバーグの議会証言の草稿だ

私たちの多くが、現在目の前にあるものとは異なるテクノロジーと共に育った。そして多くの人たちが、そうした古いデバイスたちを懐かしさと共に振り返るのだ。しかし、最初のカシオのキーボードの音、またはダイヤル式電話の回る音などを正確に思い出せるだろうか?Conserve the Soundが目指すのは、要するにこうしたガジェットたちの音を保存することだ。こうすることで将来の人たちがNES(米国版ファミコン)にカセットを差し込むときの音がどのようなものだったかを知ることができるようになる。

実は、このプロジェクトの歴史は古く、最初に資金提供が行われたのは2013年のことだった。しかし現在その規模は相当な大きさまで拡大している。資金を提供しているのはドイツのアート機関であるFilm & Medienstiftung NRWである。サイトはクリエイティブハウスのChunderksenによって作成されて(保守されて)いる。

全ては適度な大きさで用意されていて、実際の博物館を連想させるものである。利用者が対象の収蔵物を、ランダムにブラウズしたり、関連するタグを利用して見つけたら、分かりやすい画像とデバイスを操作する際に注意深く録音された音が収録されたサウンドプレイヤーが表示される。

アイテムそのものは(知っている者にとっては)珍しくも何とも無いが、これらの過ぎ去った時代の音を聞くことには、奇妙なほど中毒性がある。それらは記憶や好奇心を呼び覚ます…私のニンテンドーってこんなにきしむような音を立てていたかな?私のダイヤル式電話はもっとカタカタ音を立てていなかったっけ?とにかくそれはどんな感じだったっけ?私が持っていた古いラジカセもあるかな…あっ!ビューマスター(3D写真ビューワー)が!

コレクションは何年もかけて成長を続けてきた。現在は、様々なテーマの専門家に対して行われた、これらの音を残す大切さに関するインタビュー動画も観ることができる。もしお望みなら、あなた自身の音を投稿することも可能だ。「一般的な提案、音に関する提案、ストーリー、逸話、そしてもちろんコラボレーションを歓迎します」と担当者は言う。

私はいつか、私が聞いて育った様々なモデムの音を聞くために、再訪したいと考えている(現在はまだ収蔵されていない):2400、9600、14.4、28.8、そして56.6に至るまで。まあ正直言って、それらは心地よい音とは言えないだろう、しかし耳にすれば様々な想い出が溢れ出すことは予想できる。失われた時を求めて…様々なBBSたち、何時間もかかるダウンロード、そして海賊版スクリーンセーバー…。

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(翻訳:sako)