Tesla、国家運輸安全委員会(NTSB)との協同調査から撤退

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Teslaは国家運輸安全委員会(NTSB)との協力合意を解除する意志を表明し、NTSBは「安全の推進より新聞の見出しを気にしている」とTesla広報担当者がTechCrunchにメールで語った。

「先週NTSBとの話し合いの中で、今後1~2年の調査期間中に当社が事故に関する声明を発表することがあれば、調査契約から除外すると言われた」とTesla広報担当者が語った。「火曜日(米国時間4/10)当社は契約からの脱退を自ら決断し、オートパイロットに関する誤解を招く主張を訂正するための声明を発表した。オートパイロックが安全問題を引き起こすかのような、実際とは正反対の内容だ。

この直前、NTSBはTeslaとの協力関係を解除したと発表した。NTSBは解除の理由について、TeslaがNTSBの許可なく調査内容を公表したためだと言った。

Teslaは米国でのオートパイロット搭載車の関わった自動車事故による死者数に言及した。Teslaによると、オートパイロット搭載車の走行距離3億2000万マイルにつき死亡者は1名で、最近の歩行者の死亡もこれに含まれている。これに対して、自動車全体で見た死亡者の割合は8600万マイルに1人だとTeslaは言った。

「オートパイロット付Tesla車に載っている方が死亡事故にあう確率は3.7分の1であり、今後も改善されていく」と広報担当者は言った。

さらにTeslaは、NTSBが安全よりも報道を気にしていることは「われわれとの会話で明らか」だったと指摘した。

「NTSBは自ら定めたルール二番して不完全な断片情報を繰り返しメディアに提供した。一方、われわれが真実を公表するのを妨げようとした。これは正しくないとわれわれは信じており、議会に正式に訴えるつもりだ。さらに、この国の自動車の安全を目標にかかげながら、最も安全性の低い自動車[オートパイロットのない車]を無視している理由を知るために、われわれは情報開示要求を行う。そこには適切な根拠があるのだろうが、それが何であり得るかは想像できない。

Teslaは、NTSBが諮問機関であり、規制機関ではないことを指摘し、同社が国家道路交通安全局(NHTSA)と「強力で建設的な関係」を持っていることを強調した。

「NHTSAのテストを受けたとき、Model SとModel Xはいずれも総合評価だけでなく全サブカテゴリーで5つ星評価を受けた」とTesla広報担当者は言った。「SUVがこここまで高評価を受けた例はこれだけだった。しかも、NHTSAがこれまでにテストした車の中で、Model SとModel Xは負傷する確率が最も低い車種の評価を受けた。当社以上に安全に気を配っている会社はほかになく、事実がそれを証明している」

Teslaの主張についてNTSBにコメントを求めたところ、以前発行したプレスリリースの通りであり付け加えることはないと答えた。NHTSAは、調査を継続中だと言った。

「われわれは地元当局と連絡をとっており、彼らの自動車および設備の安全性に関する洞察と信頼性はNHTSAと一貫している」とNHTSAの広報担当者が本誌への声明で語った。「NHTSAは特別事故調査チームを派遣し、適切な措置を行う予定だ」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook