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Apple、iOS 11.4をリリース――iCoudでメッセージをサポート、AirPlay 2をローンチ

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今日(米国時間5/29)の午後、AppleはiOSの最新バージョン、11.4を正式にリリースした。 iPhoneおよびiPadをiOS 11.4に更新できる。新しいOSには多数のアップデートが含まれるが、特に注目されるのはiCoudでメッセージがサポートされたこと、 AirPlay 2のローンチと2台のHomePodスピーカーを連携させステレオ再生することが可能になった点だろう。

iCloudでメッセージを同期する機能については1年前のWWDC 2017カンファレンスで予告されていた。AppleはiPhone、iPad、Apple Watch、MacなどすべてのAppleデバイスですべての会話をつねに最新の状態に保つことを目指すとしている。今回の新機能はすべてのメッセージがiCoundに保存され、アクセスできることを意味する。iCoundを設定すれば新しいAppleデバイスからも過去の会話にアクセスすることが可能jだ。またひとつのデバイスでメッセージを削除すると他のすべてのデバイスでも削除される。

iCloudがメッセージをサポートしたことは、すべてのデバイスからすべての過去のメッセージにアクセスできるようになっただけでなく、空き容量の少ないデバイスを使っているユーザーに特に有用だ。

メッセージを多用し、かつすべての会話をデバイスに保存している場合、ファイルのサイズは巨大になりがちだ。メッセージに写真やビデオを添付して共有している場合、何ギガバイトものスペースを占めることがある。新しくリリースされたMessages in iCloud機能を利用すれば、サイズの大きい添付ファイルも含めて、すべてがiCloudに保管され、ローカルデバイスの記憶スペースを大幅に節約できる。その分、アプリや音楽に加えてビデオ、ポッドキャスト、電子書籍などダウンロードできる。

メッセージはセキュリティーの確保のため、エンド・ツー・エンドでは暗号化されている。暗号化キーは個別デバイスのユニーク情報とデバイスの所有者だけが知っているパスコードから生成される。正当な所有者以外はメッセージにアクセスしたりデータを読んだりできない。

iCloudでのメッセージのサポートは昨年夏にiOS 11のベータ版で一時サポートされたが、iOS 11が一般公開される前に外された。その後iOS 11.3のベータ版に再び現れたもの、このときも一般向けバージョンでは公開されなかった。

メッセージのiCloudサポートは今日のiOS 11.4でとうとう正式な機能として実現した。

またiOS 11.4ではAirPlay 2のローンチとHomePodでのステレオ再生のサポートなどメディアとエンターテイメント機能の強化も目立つ。

AirPlay 2では複数の異なるデバイスに異なる音楽やポッドキャストを配信できるようになった。どの部屋にいてもすべての部屋のAirplay対応スピーカーを鳴らすことができる。つまりどの部屋にいてもiOSデバイス、HomePod、 Apple TVで音楽やSiriの答えを聞くことができる。 たとえば、「ヘイSiri、キッチンでジャズを再生して」 と命じておいて別の部屋では別の音楽を再生するといったことが可能だ。

また個別または一斉に再生を開始したりストップしたり、音量を調整したりできるようになった(「ヘイ、Siri、全部のボリュームをアップして」など)。

Bang & Olufsen、Bluesound、Bose、Bowers & Wilkins、Denon、Libratone、Marantz、Marshall、Naim、Pioneer、Sonosなど多数のオーディオ・メーカーがAirPlay 2のサポートを発表している。

またHomePodをペアで使用してステレオ再生させることできるようになった。それぞれのHomePodが右チャンネル、左チャンネルを受け持つことになる。HomePodは最適なステレオ再生を実現するため、部屋における位置を含めて他のデバイスの存在を検知し、自動的にバランス調整を行う。

AppleではSonosやBosemなどハイエンドのオーディオ・システムに対抗するためにスピーカーの音質の改良に力を入れてきた。HomePodのステレオ再生サポートもこの線に沿ったものだろう。アシスタントとしてSiriよりAmazon Alexaを好むユーザーはSonos Oneを利用するためHomePodの販売にネガティブな影響を与えていた。

HomePodは現在アメリカ、イギリス、オーストラリア市場向けに販売されているが、6月18日にはカナダ、フランス、ドイツが加わる。

iOS 11.4にはHomePodのカレンダーのサポートも来た。いつものとおり、セキュリティーのアップデート、バグフィックス、パフォーマンスの改良も含まれている。ただしカレンダーのサポートはカナダ、フランス、ドイツでは今年の後半になるもようだ。

iOSのアップデートは設定アプリから一般を開きソフトウェアアップデートから実行する。HomePodのアップデートは自動で行われるが、iOSを最新の状態にアップデートした上で、Homeホームアプリからアップデートすることも可能だ。

〔日本版〕日本版デバイスでもiOS 11.4は公開ずみ。設定アプリからアップデートできる。HomePodの日本発売に関して日本のAppleサイトには公式情報は見当たらない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+