GIF業界がさらにヒートアップーGIFとスティッカーのプラットフォームEmogiが1260万ドル調達

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ユーザーが簡単にGIFを利用できるようにするスタートアップへの資金流入が続いている。Emogiは今日、新たな投資ラウンドで1260万ドルを調達したと発表した。

GIF分野はすでに動きが活発だ。今年初めにGoogleが、いくつかのメッセージアプリにまたがって使える(最近LINEを追加)GIF検索エンジンのTenorを買収した。以前、Tenorは毎月120億回のGIF検索があると明らかにしていた。一方、クリエイターツールにフォーカスしているGfycatでは、毎月のアクティブユーザー数は約1億8000万人で、月5億件超の閲覧があるという。最大のGIFプラットフォームの一つ、Giphyの1日のアクティブユーザー数は3億人としている(最近、大規模な投資ラウンドの交渉を行ったと聞いている)。

つまり、全体的にかなりホットな業界といえる。これには理由がある。iMessageやその他のメッセージサービスが今や主要なコミュニケーション手段となり、ユーザーはその狭いスペースにたくさんの情報を詰め込む方法を探しているのだ。LINEのスティッカーやiMessageのアニ文字はさておいて、メッセージサービス企業は、ユーザーが大好きなゲームや映画、バスケットボールの試合のいい場面のクリップに感情を盛り込むのをサポートする新たな、またはクリエイティブな手段を探すのが不得手だったりする。

「私たちは消費者の行動を観察し、その結果、消費者はコンテンツを読んでいないことに気づいた」とファウンダーのTravis Montaqueは語る。「彼らは文字通り絵文字に反応している。それだけ。そうした行動は私たちにとって非常に興味深いものだった。私、そして何人かのエンジニアとデータサイエンティストによるチームだった当時、私たちは自分を表現する方法が求められていると判断した。そして、そうしたフォーマットに周囲がどう反応するか注意深く見ることにした。その結果、Emogiというビジネスに移行することになった。Emogiでは主要投資家とともに、カメラやキーボードのどんなアプリでもコンテンツ操作を充実させる手法の提供に取り組んでいる」。

協力する企業は、キーボードにEmogiのSDKを取り込み、それからユーザーの文脈についての情報を送る。タイピング内容や他の特質なことについての情報だ。それは、どんなGIFを一番使っているかを理解するのが目的だ。この点について、Montaqueは、ユーザーの会話をサーバーに送ることはなく、ユーザーのキーボードにモデルを送り、分析してきたと強調している。Facebookがプライバシー関連でかなりの混乱の最中にあるだけに、コミュニケーション企業はそうした点を強調しがちになっている。使用していた情報とは、意見やシェア、どんなコンテンツを何回も無視するのか、どんなタイプのコンテンツを扱っているのかといったものを含む。

Emogiのアプリにはコンシューマー向けの側面もあり、ユーザーはメッセージサービス内でスティッカーやGIFを動かせる。Emogiのゴールは、Tenorのような検索エンジン機能を提供するのではなく、文脈に基づいてコンテンツをカバーすることだ。GIF検索は、Googleが買収しただけあって、明らかに魅力的なものだ。ただ、そのTenorもまた、文脈にぴったりのGIFをいいタイミングで探し出せる方法を模索した。GIFを探すのにあちこちクリックするのを減らし、難なくGIFを引っ張ってくるというのはメッセージ分野では大事なことだからだ。

他のGIFプラットフォームのように(Tenor含む)、Emogiもブランドと協力している。Procter&Gambleのようなブランドに、広告以外のところでの消費者の行動を理解することができるマーケティングを目的とした縦断的手法を提供している。そうしたブランドのいくつかは複数のところと契約してマーケティングを行っているが、明らかにFacebookは含んでいないようだ。Emogiのようなアプローチはまだ実験段階ではあるものの、従来のやり方を展開してきた企業にとってこれまでリーチできなかった新しいユーザーを見つける、次なる手段となっている。

これが何を意味するかというと、Emogiが競争が激しくなっている分野へと進出しつつあるということだ。この分野における大手はそのことを用心し始めている。FacebookやLinkdInのようなプラットフォームがTenorのような企業をとりこもうとしているということは、つまり彼らは感情を狭いスペースに押し込むための方策を見つけることがメッセージ分野においてかなり重要であることに気づき始めている。TenorやGiphyはコンテンツのベースを構築するだけに終わるかもしれないが、Gfycatはまだ成長の余地を示している。Montaqueは、Emogiのコンテンツは1カ月に10億回もメッセージアプリに登場すると言っており、少なくともこれは今後サービスを展開するうえで幸先のいいスタートといえそうだ。

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(翻訳:Mizoguchi)