付加製造
チューリッヒ工科大学
キャンプ

この3Dプリントされたキャンプ用コンロは、とても効率が良く風にも強い

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私はキャンプが大好きだ。だがテントから起き出して来たのにまだコーヒーができていないあの瞬間は大嫌いだ。沸かないポットから目を離すわけにもいかず、テントを開けたら暖かい空気が逃げてしまって意味がないので単に寝に戻るわけにもいかない。ああまったく!だがスイス人たちがお湯をより速く沸かす素晴らしい方法を発見してくれた。この素敵なコンロが今すぐ欲しい。

PeakBoilコンロを生み出したチューリッヒ工科大学のデザイン学生たちは、明らかに私と同じ問題を抱えていたに違いない。そして彼らは実際に悪天候の中でキャンプを行っているので、通常のガスバーナーの弱い火を吹き飛ばす風にも対処しなければならない。

デザインを改良しようとする彼らの試みの要点は、コンロのパイプを容器の中に通して底からではなく、内側から加熱を行うという、議論も多い手段を採用したことだ。このやり方は水を加熱するためには他の多くの状況で使われているものの、私がキャンプコンロでそれを見たのは初めてだ。

ガスノズルを注意深く配置し、ヒートパイプの壁に波の模様を加えることで、PeakBoilは「炎とジャグ(水差し)の接触面積を増加させます」と、チューリッヒ工科大学のニュースリリースの中で、博士課程の学生でありプロジェクトリーダーのJulian Ferchowは説明している。

「これに加えて、壁をとても薄くしたことで、ジャグの中にある物質への熱伝導が理想的なものになりました」と彼の仲間のPatrick Beutlerが付け加えた。

煙突の中に炎を閉じ込めることで風の影響を最低限に抑えるため、炎が消えないように余計なガスを使うこともなくなる。

このデザインは、選択的なレーザー溶融と焼結プロセスを使用して作成された。このプロセスでは、3Dプリンターが熱せられたプラスチックを置いていくように、溶融した金属粉がパターンに沿って置かれていく。これは付加製造(additive manufacturing)の1手法であり、Ferchowの説明によれば「非常に大きなデザインの自由度を金属成形に対して与えてくれました、例えば、今回ガスバーナーの内側に実現したような筒の薄い壁はこれまでは実現不可能でした」ということだ。

もちろん、このデザインはお湯を沸かすことだけのために利用可能だ(こいつの上でフライパンを振りたくはないだろう)、だがこれは多くのキャンパーが既にその目的専用のコンロを持っているような一般的な特定の利用状況なのだ。

チームはデザインをさらに改善し、市場に出すための業界パートナーを探している。MSR、GSI、REI(いずれもキャンプ用品メーカー) …君たちには期待したい。君たちなら私の朝を耐えられるものにできるだろう。

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(翻訳:sako)