HTTPSの証明書を無料で発行するLet’s Encryptが三歳の誕生日、これまで380Mの証明書を発行

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スタートアップは国際投資をいかに確保できるか

お誕生日おめでとう, Let’s Encrypt!

この無料で利用できる非営利団体は2014年に、Electronic Frontier Foundation(EFF)の主唱で創設され、Akamai, Google, Facebook, Mozillaなどの大手テクノロジー企業/団体が支援してきた。3年前の9月14日に、同団体は最初の証明書を発行した。

その後、その数は爆発的に増え、今日までに1億2900万のユニークなドメインで3億8000万あまりの証明書が発行された。それにより同団体は、世界最大の証明書発行者になった。

たとえば今や、Let’s Encryptなどが公開しているデータによれば、Firefoxのすべてのトラフィックの75%がHTTPSだ。Let’s Encryptが創設されたころは、HTTPSで暗号化されている接続の上でサーブされロードされるWebサイトのページはわずかに38%だった。

同団体のスポークスパーソンによれば、“〔HTTPSは〕信じがたいほど速くそして大きく成長してきた。それはLet’s Encryptだけの功績ではないが、うちが刺激になったことは確かだ”。

HTTPSは、Webのパイプを安全に保つ。ブラウザーがグリーンでライトアップしたり、鍵のマークが表示されるときは、あなたのコンピューターとWebサイトの接続がTLSで暗号化されている。誰もそのデータを横取りしたり、Webサイトを書き換えたりできない。

しかしそれまでは、証明の市場は破綻していて、高価で使いづらかった。そして、EFFなどによる“Web暗号化”努力の結果、Let’s Encryptによる無料のTLS証明が大衆化した。

それによりブロガーや、シングルページのWebサイトやスタートアップなどが、インストールしやすい証明書を無料で入手できるようになった。本誌TechCrunchのHTTPS接続も、Let’s Encryptを利用して安全な接続を確保している。セキュリティのエキスパートで暗号化の普及運動家であるScott HelmeとTroy Huntは先月、上位100万のWebサイトのトラフィックの半分以上が、HTTPSであることを確認した。

Let’s Encryptは、その成長とともに、AppleやGoogle、Microsoft、Oracleなどの大手インターネット企業からも、証明書発行者として信頼されるようになった

Web全体が暗号化されるのは、まだ遠い先の話だ。しかしLet’s Encryptが毎日発行する証明書は100万近くに達しているので、それも実現可能になってきたと言える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa