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Ignite 2018

AIでOfficeが賢くなった――Microsoft Ignite 2018カンファレンス開幕

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今朝(米国時間9/24)、MicrosoftのIgnite 2018カンファレンスがフロリダ州オーランドでスタートした。Office 365の新機能が次々に発表されているが、現在Microsoftが全力を挙げている分野を考えれば、新機能の多くがAIテクノロジーに支えられていることは驚くにあたらないだろう。オンラインだろうとオフラインだろうと、Officeシリーズの製品の新機能も例外ではない。今回のアップデートにより各種ツールのアシスタント機能が賢くなり、Officeはすこし使いやすくなる。

もっとも興味深い新機能はIdeasと呼ばれるものだ。これにより、まずExcelとPowerPointがスマートに利用できるようになり、日常業務が効率化される。PowerPointの場合、Ideaはプレゼンの内容に適したスライドのデザインや画像を探してくれる。Excelでは適切なグラフの候補を挙げたり、データ中の異常値を発見したりする。これらの機能はすでにオンラインのExcelで利用可能で、オンラインのPowerPointにもプレビュー版として近く登場する。こうした機能は近く他のOfficeツールにも拡張されるはずだ。ClippyジョークのタネにされているMicrosoftのアシスタントをあちこちで見かけるようになるかもしれない。

ExcelにはさらにいくつかのAI機能が追加された。Ignite 2017でMicrosoftはExcelに新しいデータ形を追加することを発表した。今年初め、プレビュー版にその機能がお目見えしていたが、今回正式に一般公開された。株価や地理的情報などがデータ形となり、ユーザーがスプレッドシートで処理するのが容易になった。MicrosoftはExcelに画像認識も導入した。この便利なツールは複雑な表の画像を認識して…お察しのとおりExcelファイルに変換する。ツールはData from Pictureというそのまんまの名前だ。

またlookup系関数が改良され、処理がスピードアップされたという。

またAIとは直接の関係がないものの、Officeの使い勝手を改善するアップデートとして、検索機能の強化が挙げられる。新しいMicrosoft Searchは近くBingと Office.comで公開される(Microsoft Edge、 Windows、Officeでの公開はその後になる予定)。Microsoftによれば、新しい検索機能はユーザー自身が保存しているファイルも対象とすることができるようになったという。たとえば「出張に家族を同伴できるだろうか?」と入力すると、人事部の規則が検索され、答えはノーだとわかる、という具合だ。

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画像:STAN HONDA/AFP / Getty Images

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滑川海彦@Facebook Google+