LINEがクレジットスコア領域に参入へ、個人向けローンサービス「LINEポケットマネー」も発表

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LINEは11月27日、同日開催のLINE Fintech Conferenceにて個人向けのスコアリングサービス「LINEスコア」と、個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」を発表した。

両サービスは2018年5月に設立されたLINE Creditが開発・運営にあたり、2019年上半期のローンチを目指していくという。

関連してLINE CreditがLINE Financial、みずほ銀行、オリエントコーポレーション(以下オリコ)を引受先とした第三者割当増資を実行することで合意したことも発表。取引は来春の完了予定で、同社への出資比率はLINE Financialが51%、みずほ銀行が34%、オリコが15%となる見通しだ(現在はLINE Financialが100%出資)。

個人向けのクレジットスコアサービスと言えば、アリババグループのアント・フィナンシャルが提供する「芝麻(ジーマ)信用」が特に有名だろう。決済サービス「アリペイ」などアリババのサービスに蓄積された各ユーザーの行動データを分析し、それぞれの信用度をスコア化。そのスコアがローンの貸付利率を始め、さまざまなサービスに影響を与える仕組みだ。

日本国内でも、先日ヤフーがこの領域への参入を発表。自社で保有するビッグデータから算出した独自のスコアを活用し、複数のパートナー企業と実証実験に取り組む。

これらのサービスと同じくLINEスコアも自社サービスに貯まったデータを活用したもの。みずほ銀行およびオリコが有する与信審査ノウハウに、LINEが提供する各種サービスの利用状況を含むLINEプラットフォーム上での行動傾向データ、ユーザーが能動的に入力した情報を組み合わせてスコアを算出する予定だという。

LINEではこのスコアを活用したプロダクトの第1弾として、スコアに応じて貸付利率(年率)や利用可能額を決定する個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」を発表。急な飲み会や、出張の立替え、医療費など突発的な資金需要に応えるサービスとして、申し込みから返済まですべてのフローがアプリ上で完結するモデルを検討する。

なおスコアリングデータについてはLINEの各種サービスでも活用していく予定。将来的には外部パートナーとの連携も見据えていくという。

本日のLINE Fintech Conferenceではその他にも「LINE Pay Global Alliance」や、LINEとみずほ銀行のタッグによる「LINE Bank」の発表もあった。LINEはここ数ヶ月の間に保険や資産運用、家計簿など金融系のサービスを続々とローンチしているけれど、今後もこの動きは加速していきそうだ。