“波動”を打ち合う対戦型ARスポーツ「HADO」運営が7.2億円を調達、プロリーグ立ち上げ目指す

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突然だけど「一度でいいから漫画や小説のキャラクターのように『ビーム』を放ったり『魔法』を使ってみたい」と思ったことはないだろうか?

僕自身は小学生の時に、ドラゴンボールや仮面ライダーの必殺技をかけ合って友達と遊んだり、ハリーポッターの影響から呪文を唱えあったりしていた思い出がある。

当時は実際にビームや魔法を使えるわけではなかったので、あくまで頭の中でイメージするしかだけだったけれど、今はテクノロジーの活用によって条件さえ満たせば誰もがビームを出せる時代になった。

ユーザーが“波動”を出し合って対戦するARスポーツ「HADO」がまさにその世界観を体験できるサービス。開発元であるmeleapは11月29日、複数の投資家を引受先とする第三者割当増資により、総額で7.2億円を調達したことを明らかにしている。

今回meleapに出資したのはアイ・マーキュリーキャピタル、DBJキャピタル、インキュベイトファンド、キャナルベンチャーズ、秀インター、SMBCベンチャーキャピタル。同社については2017年11月に3億円の資金調達を実施した際にも紹介しているけれど、今回を含めると累計の調達額は11.1億円になるという。

HADOは頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着して楽しむ、AR技術を使ったスポーツだ。3対3のチームに分かれてユーザーは「エナジーボール」や「シールド」などの技を駆使して対戦し、80秒間の試合時間内に取り合った点数で競う。

meleapではこのHADOシリーズを国内外で店舗展開していて、現時点で店舗数は世界23ヶ国52箇所まで拡大。延べ130万人以上が同シリーズを体験している。

この1年間でプロダクト面もアップデートされ、HADOのスタッツを管理できる「HADO CONNECT」やカートを運転しながら火の玉を撃ち合って戦うコンテンツ「HADO KART GHOST BATTLE」が新たに登場。アトラクションが増えただけでなく、プレーヤーの成績管理やチーム作成などが可能になった。

同社CEOの福田浩士氏によると、前回調達時から国内外で店舗数が増加したことに加えて大会数や大会規模も拡大しているそう。12月8日には第三回となる世界大会「HADO WORLD CUP 2018」を開催する予定だが、そのほか国内で年間80大会を開催するまでに広がっている。

それに伴い自らスポンサーや運営会社をつけるHADOチームも出てきているそうで、今後はこの大会事業を進化させプロリーグを立ち上げていく計画だ。

今回調達した資金はHADOの店舗拡大と観戦事業立ち上げのために用いる方針。具体的には競技開発、観戦プラットフォーム開発、番組制作が主な投資ポイントになるという。すでに放送事業の施策の1つとして、2019年1月にHADOのバトル番組「HADO BEAST COLOSSEUM」をスタートすることも決定している。

「まずは2019年でHADO観戦番組の成功モデルを作り、視聴ファンを拡大する。2020年にはプレーヤーがHADOで継続的に稼げる状態(プロ化)を作りたい」(福田氏)

meleap経営メンバーと投資家