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wiARframeはAR体験の開発を容易にすることを狙う

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AR(拡張現実)は何年にもわたってバズワードであり続けてきたが、そのほとんどは、ただ物珍しいものというだけに留まっている。本日Disrupt BerlinにおけるStartup Battlefieldに参加したwiARframeは、私たちがまだARゲームの入り口に立っているに過ぎないと考えている。そして市場がさらに進歩するためには、ツールがもっと使いやすくなること、そしてデザイナーたちがAR体験に対してよりよい刺激を得る手段が与えられる必要があると考えているのだ。

WiARframeは、こうした問題に、ARデザイナーに対して使いやすいウェブベースを提供してAR体験の構築を行わせ、さらに同社のiOSまたはAndroidアプリをダウンロードした者同士でコミュニティ機能を使ってノウハウを共有できるようにすることで取り組もうとしている。

同社の創業者であるJeremiah Alexanderは、実際のシーンエディターは、他の3Dモデリングツールに似たものになっていると語った。その中では、シーンをレイアウトすることができるだけでなく、それを対話的なものにすることができる。通常開発者たちは、この作業を複雑で多機能なUnityのようなツールの中で行う。しかしAlexanderは、そうしたものを使い始めるためのハードルは、多くの非開発者たちにとってはまだとても高いと主張する。それに対してwiARframeは、AR体験を開発することに特化したツールを提供することで、多くの複雑さを取り除くのだという。「Unityはデザイナー向けではないのです」と彼は私に語った。

3Dモデルを取り込むことができることに加えて、ツールはまたデザイナーたちに、設定や他のアプリ内体験として利用することのできるメニューをシーンに付け加えることを可能にする。

だがAlexanderが強調するように、サービスのコミュニティ面が劣らず重要なのだ。ここでのアイデアは、デザイナーたちに既存のシーンを使って、リミックスすることを可能にするということである。それはMicrosoftがPaint 3DやRemix 3Dで行っていることと似通ってはいるものの、AlexanderはそれをGitHubに喩えることを好んでいる。

GitHubはまた、長期的にはwiARframeのビジネスモデルにインスピレーションを与えるものである。GitHubのように、wiARframeのユーザーはサービスを無料で利用できるが、その場合作品はパブリックなものになる。それらをプライベートなものにするためには、ユーザーは利用料金を支払う必要がある。長期的には、同社はおそらく、さらに機能を追加した企業向けプランを提供することになるだろう。

wiARframeはAlexanderがひとりで創業した会社だが、現在は3人のフルタイム従業員を抱えている。チームは今年の初めにComcast NBCUniversal Techstarsプログラムに参加した。そしてAlexanderはゲームのデザインやその他のデジタル製品に対する広範な経験を持っている。実際に、そのキャリアの初期には、彼はAtariで開発者のためのツールを開発していた。

AlexanderはARの現状を、始めるためには高い技術力が必要とされたウェブの初期の頃になぞらえた。wiARframeの背後にある動機は、ARコンテンツを作成する能力を大衆化することだ。この先消費者のARへの需要が具体化するかどうかが鍵である。もしそうなるならば、もちろんwiARframeのようなツールは、誰にとっても、新しい体験に飛び込みそれを生み出すことを容易にするだろう。

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(翻訳:sako)