SpaceX、新GPS打上げ成功で今年のミッション完了

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SpaceXはアメリカ空軍が運用する新しいGPS、Global Positioning System IIIの第1回打ち上げに成功し、2018年のすべてのミッションを完了した。今日(米国時間12/24)、ケープカナベラルから打ち上げられた新しい衛星はVespucciと名付けられた。SpaceXにとって初の国家安全保障に直結するミッションだった。

SpaceXは当初もっと早い日時を予定していたが強風のため延期され、クリスマスの打ち上げとなった。

SpaceXは2016年に空軍からNational Security Space (宇宙国家安全保障)プロジェクトの契約を得ており、この後さらに4回のGPS III衛星打ち上げが予定されている。これにはすべて2段式のFalcon 9ロケットが用いられる。

GPSは米軍の管轄下にあり、運用は空軍が行っている。 冷戦時代に構築されたシステムであるが、2000年代に民間利用が休息に普及した。新しいGPS衛星はロッキード・マーティンが製造し、現在のシステムの3倍の精度を提供できる。SpaceXの発表によれば妨害に8倍強いという。.

「新世代GPSは測地、航法、タイミング情報を提供する。GPSのユーザーは世界で40億人に上り、適切なサポート体制の提供は極めて大きなミッションだ」とSpaceXは述べている

2002年にイーロン・マスクによって創立されたSpaceXにとって今年は大きな意味がある年となった。2018年にSpaceXは21回の打ち上げを行いすべて成功させている。これは2017年の18回の打ち上げから3回のアップとなっている。また305億ドルの会社評価額で5億ドルのラウンドを行っているという情報もある。これは1000個以上のミニ衛星のネットワークで全世界にインターネット接続を提供するStarlinkプロジェクトのための資金となるという。現在のラウンドが目標を達成すれば、SpaceXの資金調達総額25億ドルとなる。

今日の打ち上げのビデオを上にエンベッドしたが、SpaceXのサイトはこちら

〔日本版〕ビデオでは6:58でリフトオフ、8:13でマックスQ、9:50からメインエンジン停止、ブースター切り離し、第2段エンジンスタートと続く。全世界をカバーするため軌道傾斜角が55°と大きく、衛星も大型であるためブースターの回収は行われなかった。Vespucciはコロンブスより先にアメリカに到達し、アメリカという地名の起源となった探検家、アメリゴ・ヴェスプッチにちなむ。

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滑川海彦@Facebook Google+