AIにぬくもりを!お笑いAI開発わたしはの次の挑戦が始まる

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お笑いAIを開発しているわたしは(株式会社わたしは)は、ANRIと個人投資家5名からの資金調達を発表した。調達金額は4200万円程度。具体的なメンバーは50音順で、ANRI3号投資事業有限責任組合、日下部 雅謹氏(KITERETSU代表取締役社長)、佐藤裕介氏(ヘイ代表取締役社長)、SUDAX氏(個人投資家)、松本 大氏(マネックスグループ代表執行役CEO)、三木寛文氏(個人投資家)。

写真左手前がわたしはで代表取締役CEOを務める竹之内大輔氏

わたしはは2016年4月創業で、お題、回答、ツッコミが可能な「大喜利AI」をメインプロダクトとしつつ、大企業と共同開発やAI技術の提供といった事業を進めてきた。今回の資金調達により、LINE登録者数8万1000人(2018年12月現在)を突破している前述の大喜利AIや「都市伝説ジェネレータ」などのコミュニケーションAIの機能拡張、「合成音声AI」「音楽生成AI」を応用したユーザーとAIが一緒にコンテンツを作成できるサービスの開発に注力するとのこと。

同社で代表取締役CEOを務める竹之内大輔氏は、東京工業大学の博士課程で哲学や数理論理学を研究し、複雑系科学を専門とする人物。今回の資金調達については「これまでも弊社だけが開発できる、世界唯一のAIを作ってきました。今回、そんな弊社の『一見するとふざけたアイデンティティ』に共感してくださる方々に株主になっていただけて大変心強く思います。これからは、より一層、『わたしはが作るAIだから、最高に面白いAIに違いない』と期待し続けてもらえるようなオンリーワンのAIカンパニーとして成長を加速させていきます」とコメントしている。

なぜ「お笑いAI」なのか。「大学に在籍時していたころから、どうすればコンピュータに感情を持たせられるのかを日々考えていた」と竹之内氏。GoogleアシスタントやAmazon Echo、AppleのSiriに代表される音声コミュニケーションAIは、ジョークを言ったり歌を歌うこともあるが、的確な処理を求められるため、どうしても画一的な回答になってしまう。対応できない処理があると「すみません、わかりませんでした」などというフレーズで謝ってくる。

大喜利人工知能公式LINEアカウントもある

竹之内氏は「AI(コンピュータ)に感情を持たせるには、直球的な回答の周辺にある少し外れた受け答えなのでは?」と考え、東京工業大学の工学博士で自然言語処理を専門とする同社CTOの小橋洋平氏と、お笑いAIの開発を進めてきたという。実は同社の「大喜利AI」のポテンシャルは、NHKのBSプレミアムの番組「AI育成お笑いバトル 師匠×弟子」で実証済みだ。この番組は、千原ジュニア、ロッチ中岡、大久保佳代子などが師匠、大喜利AIが弟子となり、それぞれのキャラクターに合ったAIに育てていくという内容。完成したAIはボッドとして、千原ジュニアなどがいかにも言いそうなフレーズを返してくれる。

「番組ではお笑い芸人さんのAIですが、例えばどこかの県のAI、どこかの市のAI、さらにはママ友仲間のAIなどコミュニティの大きさにかかわらず、さまざまAIを開発できます」と竹ノ内氏。音声によるAI(コンピュータ)とのコミュニケーションの機会は今後さらに増えていく。同社が開発する感情を持ったAIが、スマートスピーカーやロボットに搭載される日を期待して待ちたい。

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