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電脳交通が兵庫県篠山地区でタクシー乗り放題サービスを実証実験

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電脳交通は2月15日、西日本旅客鉄道日本交通(大阪日交)、兵庫県篠山市と共同で、タクシー乗り放題サービスの実証実験を開始することを発表した。同社は、電話でのやり取りが主体だった旧来のタクシー配車・予約システムを、クラウドに移して効率化を目指すスタートアップ。TechCrunch Tokyo 2018のスタートアップバトルでファイナリストに残った1社だ。

具体的には篠山エリアへの旅行者を対象に、タクシー乗り放題用パスポートを定額で販売。購入者はこのパスポートを提示することで、JR篠山口駅および篠山市内の指定観光施設を相互に何度でも乗り放題となる。

タクシーを呼び出すには、パスポートに記載されているQRコードから専用のウェブサイトにアクセスして、行き先や配車時間を入力すればいい。電脳交通は今回の実証実験で、この配車システムの構築を担当するとのこと。

実証実験は、3月9日〜17日の9日間で、利用には当日を含む事前の予約が必要となる。パスポートの料金は5000円、販売数量は1日5組、利用時間は10時〜19時(配車は18時30分で終了)となっている。パスポート1枚で中型タクシー1台の利用が可能だ。乗り降りが可能な施設は、JR篠山口駅のほか、丹波古陶館/能楽資料館、特産館ささやま、丹波杜氏酒造記念館、福住宿場町ホテルなどを全19カ所。

篠山市は、兵庫県中東部に位置し、大阪府、京都府とも隣接する人口約4万人の市で、黒枝豆や松茸、ぼたん鍋(猪鍋)などが有名だ。市外からはJR福知山線や舞鶴若狭自動車道を経由して行くことができる。市内は神姫バスや京阪京都交通、阪急バス、コミュニティバスの路線がいくつかあるものの、運行頻度の多い路線で1時間に1、2本、少ない路線では1日往復2本しか走っておらず、観光客の移動手段は限られているのが現状だ。

今回の実証実験で、各社連携による鉄道とタクシーを組み合わせた周遊移動手段を提供することで、篠山市の観光地として魅力を高めていく。なお同市は5月1日、丹波篠山市に改名される。

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