コンピュータービジョン
Sam's Club

ウォルマート傘下のサムズ・クラブがバーコードの代わりにコンピュータービジョンで商品スキャン

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昨年10月、Walmart(ウォルマート)傘下のSam’s Club(サムズ・クラブ)がダラスにテスト店舗を設置し、モバイルチェックアウト、Amazon GOライクのカメラシステム、店内ナビゲーション、電子商品棚ラベルなどの新技術の試行を開始した。米国時間3月4日、同社は改訂されたScan & Go サービスのテストを開始したことを発表した。コンピュータービジョンと機械学習を活用して商品のスキャンを簡単、迅速にする。

現在のScan & Goシステムは2年前に導入され、Sam’s Clubの買い物客は購入する商品のバーコードを探して専用モバイルアプリでスキャンする。ショッピングカートに入れるときに商品をスキャンしてアプリで支払うので、レジの行列に並ぶ必要がない。

便利ではあるが、バーコードを探さなくてはならないため、商品を裏返してシールを探すなど苛立つことがある。重い商品ではとくに困難で、ラベルが剥がれてしまっていることもある。

また、スキャン自体に数秒かかるため、まとめ買いするときなど累積する時間はバカにならない。

新しいスキャン技術はバーコードの代わりにコンピュータービジョンと機械学習を利用して商品を識別する。これでスキャンに要する時間が短縮されると会社は言っている。

ビデオデモの中でSam’s Clubは、飲料水のパッケージをスキャンするのに、旧システムだと9.3秒かかるのに対して最新技術を利用すると3.4秒しかかからないことを見せている。

もちろん、かかる時間は客のスキルやスキャンする商品、システムの動作条件などさまざまな要因によって変わる。大きな水のボトルはかなり極端な例だが、システムがうまく働いたときの可能性を表してはいる。

ダラスに新規開店したテスト店舗の目的は、新技術を実世界環境で早期にテストして何がうまくいくかを知ることに加えて、利用者のフィードバックを集めることにある。ダラスが選ばれたのは、IT人材が豊富で採用の可能性があることのほか、アーカンソー州ベントンビルのWalmart本社から近いことも理由のひとつだと以前同社は言っていた

Sam’s Clubはこの新しいスキャン技術に関連する特許を申請したこと、および今春からダラス地域の 「Sam’s Club Now」でテストを開始することを話した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook