退職金
セクシャル・ハラスメント

Googleはセクハラ告発された幹部2名に計120億円近くの退職金を支払っていた

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Googleは、セクシャル・ハラスメントで訴えられていたAndy Rubin(アンディー・ルービン)氏とAmit Singhai(アミット シングハル)氏に合計1.05億ドル(約117億円)を支払っていた。ウォールストリートジャーナルが最初に報じた。これは以前New York Times が報じたGoogleがルービン氏に9000万(10億円)ドル払ったという記事を裏付けるとともに、Googleがシングハル氏にも1500万ドルに払ったことも暴露している。シングハル氏はGoogleでセクシャル・ハラスメント疑惑について告知しなかったことが明らかになった後Uberを去った

裁判は株主であるJames Martin(ジェームズ・マーチン)氏が起こしたもので、取締役会がルービン氏に9000万ドルの退職金一式を「彼への餞別として与えることを認めた。もちろん、ルービン氏の「辞職」の真の理由(Google在職時の重大なセクシャル・ハラスメント)については言及されなかった」

訴状は、シングハル氏がどうやって「2016年に信憑性の高いセクシャル・ハラスメントの申立てを受けた後、静かにGoogleを去り、数百万ドルの退職金を受け取ることが許されたか」を説明している。

訴状は、Googleが提供した文書を挙げ、Googleがシングハル氏に4500万ドル支払うことに同意したが、競合会社に転職したため最終的に1500万ドルしか払われなかったことを暴いている。当初Googleはシングハル氏に年間1500万ドルの現金を12カ月、退社後24カ月支払うことにと同意した。さらにGoogleは、競合会社に転職しないことを条件に、退社後36カ月間に最大1500万ドルを追加で支払うことを提案した。

「Googleの取締役会がシングハル氏の退社理由を隠蔽したために、同氏は実入りのよい職に再度就くことができた」と訴状に書かれている。

シングハル氏は2016年2月にGoogleを辞める前、検索担当上級副社長だった。当時は自分の辞職理由を引退と説明していたが、引退は1年以下しか続かなかった。2017年1月、シングハル氏はUberに就職した。その1カ月後、当時UbeのCEOだった Travis Kalanick(トラビス・カラニック)氏はシングハル氏に対して、Googleでのセクシャル・ハラスメント問題を告知しなかったことが判明した後、退職を要求した。Bloomberg宛のメールでシングハル氏は、「ハラスメントはいかなる状況でも許されない。私はそのような行為を容赦せず、自ら起こしたことはないことをみんなにわかって欲しい。20年間の経歴の中で、このような申立を受けたことはなく、Googleを辞めた決断は私自身によるものだ」と書いた。

2018年11月、Googleは48人がセクシャル・ハラスメントを理由に退職したと発表した。うち13人はシニアマネージャー以上だった。当時Googleは、該当者で退職金を受け取ったものは一人もいないと言っていた。今日TechCrunchに届いた声明で、Google広報担当者は次のように語った。

誰であれGoogleで不適切な行動をしたものには深刻な結果がもたらされる。近年、当社は職場環境に数多くの変更を加え、権威ある地位にいる人々による不適切な行為に対する処置を一層厳しくしている」

訴状全文は以下で読むことができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook