本日からLINE Pay春の還元祭り、Suicaチャージ20%還元で無双、気になるApple Pay対応は?

次の記事

メルペイがコード決済に対応、全国約135万カ所で決済可能に

モバイル決済サービスのLINE Payが本日から3月31日まで開催している「春の超Payトク祭」では、決済代金をLINE Payで支払うことで、総還元額5000円を上限として代金の20%相当が戻ってくる。つまり、期間中に累計2万5000円の買い物をすれば最もお得だ。なお、20%還元がLINE Pay残高に反映されるのは5月末ごろになる。

今回の祭りではそれとは別に、最大で2000円のくじがあたる特典もある。こちらは総還元額の5000円には含まれず、当たったぶんだけLINE Pay残高にすぐさま反映される仕組みだ。LINE Payによると「その場でくじを開封して当たりが出ると、そのぶんの残高が即時反映されるという仕組みを構築するため、20%還元とは別に開発した機能」とのこと。

自分が開封するまで当たりかどうかわからず、当たりだったらその場でプレゼントという、くじの双方向性を再現した機能といえる。くじの当選確率について問い合わせたところ「くじのロジックなど詳細は非公開となります。申し訳ございません」との回答。PayPayではくじが当たる確率を5分の1、10分の1と公開していただけに少し残念だ。LINE Payのくじは、決済時の利用金額が100円以上で発動し、10円~2000円相当の当選、もしくは0円のはずれがある。

さらにLINE Payでは、今回の祭りで対象店舗を特に限定していない点にも注目。なぜなら、従来の還元キャンペーンの対象となっていたLINE Payでのコード払いだけでなく、LINE PayカードとQUICPay+に対応したからだ。

LINE PayカードはJCBブランドのデビットカードのような機能を持っており、JCBのクレジットカードでの決済に対応した国内の多くの店舗でそのまま使える。

そしてLINE Payは、QUICPay+経由での支払いにも対応している。NFC搭載の一部のAndroid端末で利用できるGoogle PayにLINE Payをセットすれば、QUICPayが使える店舗でSuicaのようにコンタクトレス(タッチレス)で決済できる。

QUICPayが使えるので、コード決済サービスの鬼門とも言える、最大手コンビニのセブン-イレブンで20%還元を受けられるのは大きな強みだ。ちなみにセブン-イレブンに設置されているセブン銀行ATMでは、セブン銀行の口座がなくても、スマホと現金さえあればLINE Payへチャージできる。

LINEのバーチャルカードはGoogle Pay上でQUICPay+として登録できる

LINE PayをQUICPay+に登録するには、LINE Pay側でバーチャルカード、もしくはプラスチックカードの発行が必要だが、バーチャルカードなら即時発行されるのですぐに使い始められる。しかし残念なことに、現在のところGoogle Payには登録できても、Apple Payでは登録中にエラーが発生。Apple Payには対応していないのだ。

Apple Payに登録しようとしたLINE Payカード

この点についてLINE Payに問い合わせたところ、「iOS対応については、以前よりユーザーから多くのご要望をいただいており、当社としても利便性向上のためには重要なことであると考えております。しかしながら、サービス提供には外部との企業との連携や社内開発なども必要となることで、現時点ではお答えすることができません」という回答を得た。重要性は認識しているようだが、対応するにしてもまだ時間がかかりそうだ。

実はLINE Payカードの強みはもう1つある。LINE Payによると「LINE PayカードからSuicaにチャージした場合でも20%還元を受けられる」とのこと。要するに、モバイルSuicaも間接的に20%還元になるということ。「還元キャンペーンの期間に特に大きな買い物をする予定がない」という場合でも、モバイルSuicaに合計2万5000円をチャージしておけば、もれなく5000円相当がもらえるのだ。ただし、モバイルSuicaのチャージ上限は残高と合わせて2万円なので、最大限の還元を受けるなら5000円は何かに使ってモバイルSuica残高を1万5000円に減らし、残りの5000円をチャージするのがお勧めだ。なお、LINE Payカードを使ったモバイルSuicaへのチャージについては、Android端末はもちろんiPhoneでも利用可能だ。

Suicaなら、首都圏のPASMO、関西のICOCAをはじめFeliCaタイプの電子マネーと互換性がある。JCB加盟店と合わせると使える場所はもはや無双の域に達する。

競合を見ると、Origami Payがコード決済、PayPayがコード決済とオンライン決済(Yahoo!内)、メルペイがiD(NFC)決済とコード決済に対応。一方のLINE Payは、コード決済だけでなく、オンライン決済、請求書払い、プラスチックカード決済、QUICPay(NFC)決済などさまざまな手段を提供しており、JCB加盟店を加えると利用できる店舗数も圧倒的に多い。

ビックカメラでは、LINE Payを「ビックカメラ.com」で使えるなど、オンラインでの活躍の幅も広がっている。現時点では、メルペイの「OPENNESS」構想をも上回る決済手段と使える場所の多さだ。特に店舗側でのコード払いへの対応が遅れている地方では、コンビニではQUICPay、それ以外ではJCBブランドのLINE Payカードを使えるのが強みになるだろう。

現在各社は殴り合いの還元消耗合戦を繰り広げているが、国内シェアが高いiPhoneのApple PayにLINE Payが対応すれば、さらにユーザーが増加して頭ひとつ抜けるはず。一刻も早いApple Pay対応を望みたいところだ。