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ウェブで拾ったハイテク業界エイプリルフールネタあれこれ

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テクノロジーの世界もイタズラが大好きだ。エイプリルフールなんて関係ないって人もいるが、大手ハイテク企業には、これを暇つぶしのいい機会だと考えてるところが多い。

まあ、難しい話は抜きにして、ネットで拾ったエイプリルフールのネタをいくつか紹介しよう。

よくできました編

1) Google Tulip

Google Tulipは、僭越ながら言わせてもらうと、今年最高のエイプリルフールネタだと思う。これはチューリップと話ができるようになる製品だ(サボテン版も開発しているが、見たところ、サボテンは人と話をしたくないらしい)。

話の前提が、そもそもエイプリルフールっぽくていい。そこそこ本物っぽくて、「でも、どうして?」みたいな感覚がある。動画にちりばめられたお笑い要素が、このうそデモ動画を光らせている。

人の好みをとやかく言うつもりはないが、54秒付近からのシーンで笑えない人は、私とは住む世界が違うと思う。たぶん、親友にはなれないな。

2) Shutterstock本物図書館

これも、ハイテク企業が制作した今年のエイプリルフール動画の中で、私のお気に入りに入った。ロイヤリティーフリー素材サービスのShutterstockは、世界最大の図書館を建設する「計画」を発表した。その名も「ストックIRL」(IRLは「現実の」という意味)。ストックフォト、ウォーターマーク入りの動画、音楽が、「棚の上に棚の上に棚」の状態で配架されるという。

「なぜなら、ときとしてイノベーションは、過去に戻ることを意味するからです」というフレーズが最高。

うまくやれば、アイデアそのものがバレバレのイタズラになることがある。これで、Shutterstockの現実の製品の堅実なマーケティングに傷がつくこともない。

3) Spotify Discocover Weelky

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「それにしても、Spotifyのエイプリルフールはウケた(ジャーナリストChristpher Mims)」

こいつはエレガントですごく楽しい。Spotifyはディスカバー・ウィークリー・プレイリストをディスコのヒットメドレーに変更してしまった。ディスコじゃない曲がディスコに置き換わってしまったのだ。今朝、聞いてみたけど、結構よかった。そうそう、だからこのプレイリストの名前は「ディスコカバー・ウィークリ−」。

ウケる。

4) Duolingo Push

外国語の習得には、毎日勉強するのがいちばん。なので、Duolingoは、とっても効果的な方法で勉強を忘れないようにしてくれるDuolingo Pushを導入した。

「スマホから飛び出して、現実の世界であなたに通知をプッシュします! オウムのDuoくんが、文字通り目の前に現れて、勉強を促してくれます。あなたが求めていた環境にやさしいサービスです」

5) Google Map Sneak

これをイタズラとするなら、決して誰も傷つけない、びっくりするほど気前がよくてやさしいイタズラだ。Googleは、あの名作ゲームの古典スネークをGoogleマップに組み込んだ。iOSでもAndroidでも遊べて、アプリを使っていない人のために、スタンドアローン版もある。

楽しくて、シンプルで、この懐かしサプライズがずっとGoogleマップにあって、いつでも遊べるといいのにと思う。

(上のスクリーンショットを撮ろうとしたらやられた。お陰様。)

6) ProductHunt IPO

先週の金曜日、Lyftが株式公開した。Airbnb、Postmates、Pinterest、Uberなどなど、クールな連中はみんなやってる。それに負けじと、週末みんなで話し合って、ウチも同やろうと決めました。とっても興奮しています。

 

プロダクト投稿サイトのProductHuntは、周囲からのプレッシャーで株式公開をするとジョークで伝えた。また、ProductHuntのプラットフォームで公開するエイプリルフールネタの宣伝もしていた。そのひとつが
大学裏口入学用のSideDoorと、お化けのようなUSBハブだ。

7) Waymo Pet

これはご想像のとおり。Waymo Petは、ペット専用の自律運転配車サービス。このエイプリルフールネタの見所は、ディテールにある。Waymoの従業員が練りに練った、どちらかと言うとユーモラスな形の、乗車するペットに合わせた内装デザインだ。

「調査の結果、ネコはレーザーポインターが好きだとわかりました」って下りが受けた。

いまひとつ編

1) Adobe Capture

特定の広告のロゴに匂いをつけて、人の記憶を呼び起こすデザインができたら、どうだろうかとAdobeは考えた。その地獄のような世界の先鞭をつけるのがAdobe Captureだ。Adobe Scent-sei技術によって、ユーザーは現実世界の匂いをキャプチャーでき(カメラで?)、スマホの充電ポートから匂いを「プレビュー」できるという。

私を責めないで欲しい。吉と出るか凶と出るか、わからないし。

2) General Cat-A-List

ベンチャー投資会社General Catalystは、そのホームページをネコのGifアニメーションで飾り立てた。これは、General Catalystが出資しているGiphyで製作したものだ。

「私たちは真剣です。新しく、明るく、光輝くすべてのものの最先端に立ち続けるための最良の手段として、全社にわたりデザイン思考を重ね、ロールシャッハテストを実行しました。その結果、私たちのブランドは、テクノロジーと愉快さの交差点に合わせるべきであることが判明しました。テクノロジーによって生み出される愉快なことと言えば、ネコのGifアニメーションを置いて他に何があるでしょう?」

3) Google Files Screen Cleaner

Googleは、Filesアプリに新機能スクリーン・クリーナーを追加した。画面を内側からきれいにするという逆転の発想。動画によると、この機能は「汚れ探知器API」で画面の異常を感知し、「汚れ形状のモデル」と「触覚微小運動発生器」を使って汚れを振り落とすという。

Googleの開発チームは、スクリーン・クリーナーに大変に力を入れていて、さらに強力にするために、微振動によって汚れが付着しないシールドでスマホを包む機能も盛り込んだ。当然の流れでしょう。

4) NVIDIA GeForce RTX R.O.N.

NVIDIA GeForce R.O.N. AIパーソナルアシスタントは、その名称から察せられるとおり、あまりにも多くの冗談要素を一度に詰め込んだ古典的なネタだ。

Echoのようなデバイス(なぜだかホログラム・ディスプレイも付属している)は、ゲーム中の助言(嫌味)、Rage Converter(無能なチームメイトへのプレイヤーの口汚い罵りを励ましの言葉に変換する)、Troll
Destroyer(フォーラムで不愉快な書き込みをする人間のことをインターネットで調べ倒して反撃する)といった機能を備えている。だが、これらはR.O.N. AIパーソナルアシスタントの機能のほんの一部だ。ちょっとやり過ぎで、笑えない感じ。

頑張って作ったことに対して「A」をあげたい。

5) 1Password

パスワードマネージャーの1Passwordは、1Passwordパスワードブックを発表した。まあ、パスワードを書き記しておくためのただの日記帳なのだけど。

ホームページではパスワードブックの機能を紹介しているが、「本当に自分だけのもの」とか「パスワードを人に教えることができる」とか、いいのか悪いのか、話が左右にぶれる。もちろん、パスワードをアナログな方法で記録するのは、決して悪いことではない。ただし、第一にそのパスワードが十分に強力であることと、パスワードブックを安全な場所に保管できることが条件だが。

おっと、パスワードブックはジョークだった。
6) OnePlus Warp Car

Appleが自動車を作っているというは、もう何年も前から流れている。エイプリルフールには、スマホの新規参入メーカーOnePlusが、OnePlus Warpという電気自動車で、それをちゃかしたわけだ。

うーむ。

7) Razr Ping

ゲーム用ハードウエアのメーカーRazrは、今いちばんホットなゲーム『エーペックスレジェンド』からいいことを思いついた。Razr Pingは、本当じゃないけど、スマホで現実世界の物の存在をPINGで人に教えるというもの。エーペックスレジェンドの言葉を使わない通信システムに似たものだ。

地味ながら、この通信システムは他のゲームや、ゲーム以外のプラットフォームでも使える感じがする。もちろん、ここでRazrが示しているような使い方ではなくて。

8) Roblox Console
Robloxが初めてのRobloxゲーム専用機を出して、「目を見張る8Kの超高画質と毎秒120フレーム以上というグラフィックで夢を現実にする新たな道」を示す意味がどこにあったのか、よくわからない。

「地下深くの秘密の研究室で、私たちのエンジニアが画期的なプロセッサーを開発しました。想像力を抽出して、それを無限のエネルギー源に変換するというものです」とブログには書かれている。「このエネルギーが、Roboxの驚異的なテクノロジーを動かしています」

これ、笑うところなのかどうか、わからない。

9) Roku PressPaws Remote

ストリーミング配信サービスのRokuによると、犬が使えるリモコンがあれば犬もテレビを楽しめるはずだと利用者の72パーセントが考えているそうな。そこで、PressPawリモコンが作られた。

「この犬の足用に作られたリモコンで、巨大な新市場が開かれます」とRokuペット部門の製品開発ディレクターLloyd Klarkeは話す。リモコンには、犬の足形のショートカットボタンがある。犬の能力とテレビの遠隔操作との間の障壁になっているのは、ボタンだけだからだ。

10) SodaStreamME

世の中には、頑張り過ぎなものがある。SodaStreamは、SodaSteamMEを発表した。宇宙飛行士Scott Kellyとの共同開発で、ゲップから炭酸水を作るというもの。

まったく意味不明。

11) Stack Overflow

ナレッジコミュニティーのStackOverflowも、ちょいネタを出してきた。ウェブサイト全体を、インターネットが開放された当時の姿に戻したのだ。フォントもComic Sansが使われている。なんか辛い。ここで見られる(現在は通常のデザインに戻っています)。

12) Tinder Height Verification Badge

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「頼まれたわけではないけど、きっと欲しかったであろうものを紹介します。Tinder Height Verificationまもなく登場」

真実だから笑えるのか? 3月29日、出会い系アプリのTinderは、利用者の本当の身長を証明するために商業施設の隣に立って写真を撮らせ、Height Verification Badge(身長証明バッジ)を発行すると予告した。これは4月1日の3日前のことだった。

このブログ記事には少なくとも1箇所タイプミスがあり、謎の文章もある(引用A:正直であることが人間を怪物と分けていると考えたことがありますか? もちろん、ありません)。しかし、本当だと思わせる部分もある(引用B:身長180センチ以上の人は、アメリカ人男性の14.5パーセントに過ぎません。そのため私たちは、Tinderユーザーで身長が180センチ以上だと主張している人の80パーセントは、それを大幅に下回っていると推測します)。

わずかの間だが、私たちはこれが本当かどうか判別できなかった。しかし、Tinderはこれがエイプリルフールのネタだったと認めた。

13) T-Mobile Phone BoothE

もう終わりなので、ちょっとご辛抱を。T-Mobileがこの「聖なる日」の生け贄として血の桶に放り投げたのがT-Mobile Phone BoothEだ。これは防音電話ボックス。

ちなみに、T-MobileのCEO、John Legereがこのうそ動画に張り切って出演しているのがちょっと心配になるが、これが彼のスタイルということで。

[原文]

(翻訳:金井哲夫)