AmazonがAirPods対抗のAlexa内蔵イヤホンを準備中

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AmazonはAppleに対抗して低価格のAlexa対応ワイヤレスイヤホンを発売しようとしている。成功すれば、人気のデジタルアシスタントの利用分野を広め、Amazonがこれまで参入に失敗してきたモバイルワールドを、Amazonエコシステムと強く結びつけることができる。

Bloombergの記事によると、来るべきハードウェアはAirPods(およびその他のワイヤレスイヤホン)と外見、機能ともよく似ている。小さなワイヤレス・インイヤーイヤホンに充電器を兼ねたケースが付き、内蔵コントロールとマイクロホンを使って、外出先で音楽を制御したり友達と話したりAlexaに何かを頼んだりできる。

もちろんすぐに浮かぶ疑問は、具体的にどうやってそれを可能にするのかだ。AirPodsはファーストパーティーであるApple のハードウェアであるという特権によって他社にはできない動作が可能だ。たとえば、iPhoneがロックされていると、非AirPodsヘッドホン(たとえばGalaxy Buds)は、対応アプリを通して検索したりサービスを提供したりできない。たしかに「ヘイ、Siri、オーケーGoogle」的環境の設定は可能だが、それは少々悲しい。

Bloombergの記事は、Alexaヘッドホンで「商品の注文、音楽、天気その他情報のアクセス」が可能だと言っているが、どんな状況下の話なのかはっきりしない。もしスマホがアンロック状態でアプリが開いていなければならないとすれば、使いものにならないだろう。そしてAirPodsだけができることに関して、AppleがAmazonに何らかの許可を与えることは考えにくい。

代わりに近くにあるインターネット接続されたAlexaデバイスにつなげることは考えられる。そしてテクノロジー好きの家庭ではAlexaデバイスには不自由しない。しかし、道を歩いていて道順を知りたくなった時は、スマホを取り出す必要があるかもしれない。これではただでさえ制限のあるワイヤレスイヤホンの利便性をさらに否定することになる。

こうした課題に加えて、高度なハードウェアを比較的低価格で作ること自身の困難さを合わせると、このイヤホンが出荷に手間取っているらしいという報道もうなづける。

安い価格と音質が良い可能性だけでは、この企てが成功するのに十分ではないかもしれないが、Amazonが正式発表したときには、もっとわかるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook