WhatsAppがフェイクニュース拡散防止のために新しいプライバシー設定を追加

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米国時間4月2日、WhatsAppはフェイクニュースや誤報の広がりをおさえてユーザーを保護するための新たな方法を発表した。この新しい機能を使ってユーザーは、誰が自分をグループに追加する権限を持つかを制御できる。同社はこれを「悪用を制限し」、ユーザーの電話番号を保護するのに役立つとしている。これに関連して、アプリにはさらに保護を高める機能として招待のシステムが導入され、招待を受け取ったグループを調べてから参加するかどうかを決められるようになる。

インドの選挙に先立ってWhatsApp Messengerにインド国内でファクトチェックの情報受付窓口が設けられた翌日に、プライバシーの設定ができるようになった。

ほかのソーシャルプラットフォームと同様に、WhatsAppもフェイクニュースの拡散の舞台となってきた。例えばブラジルでは、WhatsAppのプラットフォームは嘘、陰謀説、誤解を招くプロパガンダであふれていた。

この種の偽りの情報は常に家族や友人から届くわけではなく、グループチャット、それも本人の意に反して追加されたチャットに入ってくることがある。

WhatsAppの最大のマーケットのひとつであるインドは、まさにこの状況に当てはまる。

ウォール・ストリートジャーナルが報じた通り、インドの政党は、カースト、所得レベル、宗教ごとに構成されたグループに対してメッセージを爆発的に拡散させるためにアプリを使う。WhatsAppの親会社であるFacebookがフェイクニュースを厳しく取り締まるようになってから、偽情報の数は急速に増えた。昨年の偽情報の報告数は1日に数十件だったが、それが1日に数百件となった。またWhatsAppは世界中で1カ月に200万件の疑わしいアカウントを削除しているとウォール・ストリートジャーナルは伝えている。

グループに追加されるかどうかをユーザーが制御できる機能はある程度は役に立つだろうが、これはユーザーが設定を深くたどって変更した場合に限られる。

このレベルの保護は、オプションで選択するのではなく、デフォルトで有効になっているべきだろう。

この新しい保護機能を有効にするには、「設定」を開き、「アカウント」→「プライバシー」→「グループ」とタップしてから、誰が自分をグループメッセージに追加できるかを「なし」「連絡先」「全員」の3つのオプションから選択する。「なし」を選択するとグループに招待されたときは常に自分が招待を承認する必要があり、「連絡先」を選択すると自分がすでに知っている相手だけが自分をグループに追加できるとWhatsAppは説明している。

「なし」か「連絡先」のいずれかの設定に変更した場合、あなたをグループに招待しようとする人には個人間のチャットでプライベートな招待を送るようにと指示が表示される。このようにして、WhatsAppの連絡先に登録されていない人からの招待を受けてグループに参加する方法は残されている。ただしあなたが承認しない場合、招待は3日で無効になる。

これは誤報やフェイクニュースの拡散を減らすことを目的としてここ数カ月にWhatsAppが変更してきたことのひとつだ。同社は昨年夏にメッセージの転送に制限をかけ転送されたメッセージにはラベルを付けるようにした。新しいスパムメッセージの警告システムのテストも実施していた。

WhatsAppは、新しい設定は一部のユーザーに対して米国時間4月2日に導入され、数週間以内にWhatsAppのユーザー全体に範囲を広げるとしている。この機能を利用するには、最新版のアプリが必要だ。

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(翻訳:Kaori Koyama)