ファーウェイがエンタープライズ顧客をターゲットにしたAI利用データベースを発表

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中国のファーウェイ(Huawei、華為)は、新しいデータベース管理システム(DBMS)製品を発表し、エンタープライズビジネス市場に真剣に取り組み始めた。このことでIBM、Oracle、そしてMicrosoftといった強固な面々と真正面から戦うことになる。

深圳(シンセン)に拠点を置くスマートフォンと通信機器の製造でよく知られる同社は、その新しく誕生したデータベースが、チューニング性能を改善するために人工知能を用いていると主張している。従来のチューニングプロセスは人間の管理者を必要としていた。人工知能によるチューニングの性能向上は60%以上に達するという。

GaussDBという名のこのデータベースは、パブリックおよびプライベートクラウド環境で動作するだけでなく、ローカル環境でも動作する。ファーウェイの提供するクラウド上で実行しているときには、GaussDBは、金融、物流、教育から自動車産業にいたるまで、全ての顧客に対してデータウェアハウスサービスを提供する。

このデータベースの誕生は、米国時間5月10日に、まずThe Information上でレポートされた。引用された情報ソースによれば、このデータベースは同社の秘密のデータベース研究グループのGaussによって設計され、当初は中国国内市場に焦点を当てるのだという。

この発表は、ファーウェイの中核となるテレコムビジネスが、噂される中国政府との関わりに起因して、西側から監視を受けている最中に行われた。株式未公開会社であるファーウェイがリリースした財務詳細によれば、テレコム部門は2018年のファーウェイの総収入の40.8%を占めている。

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そして急成長しているスマートフォンとデバイスの売上に牽引されているファーウェイの消費者部門は、同社の年間売上高のほぼ半分を占めている。現在エンタープライズ事業による収益は4分の1以下であるが、ファーウェイのデータベース管理システムへの新規参入は、このビジネス領域に新しい燃料を注ぐことになるだろう。

一方、Oracleが最近900人以上の従業員(その大部分は1600人のスタッフを抱える中国国内の研究開発センターに居た)を解雇したことを、複数のメディアが今月始めにレポートしている。

Boss Zhipin(BOSS直聘)からTechCrunchに提供されたデータから、レイオフの手がかりを得ることができる。この中国の求人プラットフォームでは最近Oracle中国で働いていた人の登録が一時的に増えたようだ。とはいえ、米国の巨人は現在Bossを通じて、クラウドコンピューティングに関連する多数のポジションを含む100以上のポジションを募集しているため、新しい採用はまだ行われている最中である。

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(翻訳:sako)