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自動作曲AI開発のAmadeus CodeがWiLから2億円調達

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Amadeus Code(アマデウスコード)は6月5日、シリーズAラウンドでの2億円の資金調達を発表した。WiL Fund II, L.P.を引受先とする第三者割当増資となる。さらにWiLの共同創業者である松本真尚氏が同社の取締役に就任する。

Amadeus Codeは、2015年10月設立で2017年12月に現社名となったスタートアップ。著作権の管理運用事業、音楽制作サービス事業のほか、日本語による自然言語処理技術を音楽に応用した機械学習アルゴリズム群を利用し、自動作曲AIの開発を手がける。なお、この自動作曲の技術は特許として申請済みとのこと。

すでに同社が開発中の基礎技術を使った同名の「Amadeus Code」アプリのiOS版をリリースしており、世界中で4500名を超えるクリエーターが利用しているそうだ。

これはメロディ作成アプリで、初心者でも短時間で楽曲を作曲できるのが特徴。作成した楽曲は、オーディオファイルやMIDIファイルとして書き出せる。DAW(Digital Audio Workstation)に取り込んでさらに調整を加えることもできる。

同アプリは、14日間無料で使用できるほか、作成した楽曲は1曲240円で保存できる。年額1万3400円のサブスクリプションに加入すれば、作成した楽曲を無制限に保存できる。

ちなみにこのアプリでは、歴史上のヒット曲600曲をAIに学習・分析させたデータベースを使い、メロディに特徴量を付与してオリジナルの楽曲を生成している。

同社は今回の資金調達により、同アプリのAIが蓄積した膨大な作曲データを応用展開するための開発費として利用する。そして今夏には新サービスのリリースを予定している。新サービスの詳細については、現時点では公にはできないとのこと。

また、Amadeus CodeアプリのAndroid対応についても問い合わせたが、こちらは対応の可能性はあるが現時点では未定とのこと。

通常、音楽を商用利用する場合は複雑な権利処理をクリアにする必要なほか、場合によっては使用料を支払う必要もある。同社のミッションは、AIによる自動作曲によって音楽を手軽に扱えるようにすること。音楽を誰もが手軽に利用できるプラットフォームを展開していくことを目指す。