今年上半期の米国におけるオンデマンド音楽ストリーミングは史上最多の5000億回

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今週発表されたニールセンの中間音楽レポートによると、2019年上半期で史上最多となる5077億回のオンデマンド音楽ストリーミングがあった。昨年の上半期に比べ31.6%増となったこの記録的な数字は主に、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)、Halsey(ホールジー)、Khalid(カリード)、BTS、Lil Nas X(リル・ナスX)、そしてBad Bunny(バッド・バニー)らのシングルやアルバムの成功に寄るところが大きい。

レポートではまた、TikTokの甚大な影響と5億人もの月間ユーザーによるグローバルでの視聴についても触れている。「TikTokほど2019年に曲の大ブレークをサポートした新興アプリはなかった」とニールセンは書いている。

そして最もストリーミングされた曲となったリル・ナスXの「Old Town Road」(今年これまでに13億回オンデマンドストリーミングされた)、3億1000万回ストリーミングされたエイバ・マックスの「Sweet But Psycho」、1億6500万回ストリーミングされたジョージの「Slow Dancing in the Dark」など、さまざまなヒットをTikTokは生み出したと指摘している。

レポートはさらに、記録的な数字となった5077億回ものオンデマンドストリーミングを、SpotifyやApple Musicのようなオーディオストリーミングと、ビデオストリーミングに分け、急成長しているのはビデオストリーミングの方だということも明らかにしている。

ニールセンのデータによると、ビデオストリーミングは2018年上半期の1247億回から今年上半期は1742億回へと39.6%伸びた。それに引きかえ、オーディオストリーミングの方は2018年上半期は2610億回、今年上半期は3335億回で27.8%の伸びにとどまった。

Music Business Worldwideによるさらなる分析では、オーディオストリーミングの年間成長率は実際、減少しているのだという。成長率27.8%は、2017年上半期から2018年上半期にかけての成長率41.5%に比べスローダウンしている。よりシンプルにいうと、この2期の間で米国におけるオーディオストリーミングの年間成長は40億回超減ったことになる。

また減少傾向は、物理的なアルバムの売上(15.1%減の3250万)、デジタルアルバム売上(24.4%減の1910万)、レコード(9.6%減の770万)、デジタルトラック売上(25.6%減の1億5310万)でも見られる。

レポートではまた、2019年の音楽業界では注目に値することがいくつかあると指摘している。テック企業との関係という点において、1つにはFortniteであったMarshmelloのコンサートだ。「Marshmello: Fornite Extended Set」のデビューウィーク期間中に1万3000ユニットとアーティストカタログにおける「大きな増加」につながった。Fortnite(フォーチューン)での露出があった翌週、Marshmello(マシュメロ)のアルバム「Joytime II」の売上は316%増となった。

それぞれのアーティストやトレンドについて深く掘り下げているレポート全文はここで入手できるデータは2019年1月4日から2019年6月20日にかけてのものだ。

イメージクレジット:Getty Images under a license

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(翻訳:Mizoguchi)